LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

母の(生き)遺言

2010-03-22 03:26:38 | イベント


三月も後半にさしかかっていますが・・・いまさら書かなくてもと思うかなり前の振り返り日記ではありますがやっぱり書いておこうかな、と。というのもこれが母の遺言だから。ってまだまだ生きてるけど(笑)。

今年のおひなさまはお友達のCちゃんとMMちゃんを実家に招いてやりました~。引っ越す前に実家に招待されたい(笑)というCちゃんからのリクエストにうちの母がこたえた形です
ひいなの茶話会。大人の女性限定(子連れ不可)でのひととき。招待状も出して、テーマカラー(ピンク)も決めて、時にはちょっとかしこまって・・・ネ。お部屋の飾り付けも桃の節句をテーマにあちらの角にもこちらの角にもお花や小さな飾り物たちが・・・。ベビーがいたら手を出されてできないこまやかな演出。母のこういう才能・・・なぜゆえに私は受け継がなかったんでしょ~???

緊張気味で(!?)いつものパワフルさがさく裂しきれなかった我らおしとやかな乙女らの前にまず出てきたのは、和の盆。ミニどら焼き(もちろん手作り)や桜のゼリーなどなど。これで、おしまいじゃあないわん。お次は、私のリクエストでミモザケーキ。スポンジ生地の中をくりぬいて、中にはレモンの効いたババロアがお気に入り。小さい頃から、特別なときは何かとリクエストして作ってもらっていたケーキで、相方との結婚が決まって両家初顔合わせのときも作ってもらった思い出のケーキです(って相方は全然覚えてないだろうけど)。
と、普通はここでおしまいなのですが・・・やるときはやる。精一杯のおもてなしを、がモットーなので、最後にどーんとシフォンケーキ!お店と違って高さも幅も満足度の行く大きさ(笑)。

もう次回はない、これで最後だからと母が熱でダウンしつつも頑張りました
“一期一会”“かりそめの別れでもねんごろに別れよ(それが最後のときかもしれないから)”というのが昔から母の口ぐせ。いまでこそ、病気になってその言葉に重みがある母だけれど、元気なときからの口ぐせでした。ホント人はいつどうなるか分からない、だから悔いのないようベストを尽くしておもてなししなさいって言われていました。無理しないっていう考え方もあるけれど、“一期一会”と思うとやっぱり奮起できるものです。こうやってもてなすのよ、って今回も見せてくれたのだろうけれど、・・・娘には真似できませ~ん。せめて、心意気だけでも受け継ごう・・・

さて、今回の茶話会、手ぶらでとお願いしたのだけれど、ただ自分たちが飲み食いするだけじゃあちょっとむなしい、というかそれだけで終わらせたくないという母の強い希望がありまして、『ワンコインをUNICEFに恩送り』ということにしました
そんなこともあって、話しは寄付の話へ・・・。自分たちがどこにどのくらい寄付してきたかなんて話、人にするものではないし、私としては“やめとくれー”って感じで、後からぶつぶつ母に文句も言ったのだけれど、母いわく、
“こんなこと人に話したのははじめてよ。相手がCちゃんとMMちゃんだから私だって話したのよ”
と。具体的なこと話すことによって伝えたかったんだそうです。
寄付って何も経済的に余裕があるからするわけじゃない。どんなときだって、わが子に一番教育費がかかるときだって、いち主婦として自分たちの子供のことだけに目を向けるのではなく、隣の国でおなかをすかせた子供のことに少しでもできることをすることを。自分たちが幸せでいられる分、隣の国の人々へ恩送り
寄付ってすればいいってものではなくて、これに関してはいろいろと思うところがあるのですが、語りだすと長くなるので、今回はやめておきます。思うところはあるけれど、でも恩送りの精神はいつも持っていたいな

そのほか、嫁姑から旦那さまを大事にせよという耳の痛~い(笑)ことなど話しは尽きず、あっという間に時間が経ってしまいました。
母の生き遺言、まだまだ伝えたいことはたくさんあるようですが、娘としてはなかなか素直に聞けず、心の中ですぐに反発心がムクムク湧いてしまいます。だから、その場で口論にならないためにも友達を連れていくのがいいのかも。行きたい人~?
引っ越して遠くなってしまうけれど、母にはぜひ生き遺言まだまだ発信してもらいたいと思います。まだまだ頼みまっせ、おっかさん!


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不思議がいっぱい幼稚園

2010-03-22 02:37:05 | イベント
ついについに大好きだった幼稚園が終わってしまった・・・。まさか一年で終えるとはなあ。

母は未練たらたらで、子供はそうでもないのかと思っていたら、幼稚園の先生にはチビもたびたび「新しい幼稚園いやなんだよ。ココがいいんだよ・・・」と言ってたそうで涙

最終日は園長先生が礼拝のときに、みんなにお引っ越しのことを話してくれたそうで、「これでまたひとつ成長しますね」と園長先生が話したら、チビは神妙な顔つきでうんうんと頷いていたそう。礼拝という形で、みなで同じ空気を共有し、気持ちを分かち合い、節目をつけられるっていいなあ。感謝。
しかし、やっぱり緊張や不安からかその直後におもらしをしてしまったそうでちっちゃな心の中を思うと母は涙です~

しかし、いい幼稚園だったなあ。最終日は、一人一人を先生たちがハグハグ。飛びついて行く子もいれば、抱きついて離れない子もいるし、照れ屋の男の子は逃げて追っかけられてぎゅ~っ。膝まづいて子供の目線になり、ぎゅ~っと一人一人を抱きしめる先生たちの姿を見て、とってもあたたかい気持ちがこみ上げてきました。絶対の信頼と愛情の中へまっすぐに飛び込む愛されてる子供たち!幸せだね。そのあとも、挨拶にまわれば、他のクラスの先生もみ~んなハグして抱っこをして抱きしめてくれる。ううっ、母は涙をこらえるのに必死。

こちらの幼稚園、何が素敵だったか、って不思議がいっぱいだったところなんです
子供へのアプローチがとっても丁寧。たとえばひとつ行事があったら、「○○やります」と言ってそれに向かうのではなく、子供たちが自発的にいろいろ思いついたりやりたいと思うような方向に持っていってやるんです。とても、「時間をかけて」。この時間のかけ方が丁寧だなあ、と
クッキー作りひとつにしても、作る日の前々からクッキーの歌を歌って興味や意識をまずクッキーへ持っていくんですね。どこの幼稚園もそうかもしれないけれど、なんていうかその持っていきかたが自然で、上手。”日常の流れの中”なんですね。お教室にはクマちゃん(壁の絵です)が住んでいて、いつも料理をしていているのですが、その内容が日々変わっていくの。あるとき、クッキーを作ってるのを見て、子供たちが自分たちもやりたい!と。そしたら、今日は卵、次の日は牛乳とバターと材料をクマちゃんが徐々に届けてくれて、作れるといった具合。ある日クマちゃんはいなくなって、どこへ行ったんだろう?クマだから森に住んでるんじゃない?と「ある~日、森の中~♪」と歌いながら、幼稚園にある栗林の中に「クマちゃ~ん!!!どこですかぁ~?」とみんなで探しにでかけるんだそうです。そしたら、クマちゃんはもういなくて、僕のこと忘れないでね、と代わりにみんなで遊べるクマの人形がカゴに入ってるとか
余談ですが、言葉遣いが丁寧なところも好きでした。子供だから、分かりやすい雑な言葉でなく、「○○ですか?」という風な言い方。気持ちが優しくなります

幼稚園内の不思議な出来事といえば、チビにぜひ体験させてあげたかったのが、年中さんからのお泊り保育でした。だって、小人さんからの招待で泊まるのよ~?ある日飼育係の子がエサをあげにいったら、そこに小人さんからの手紙が落ちてるのを発見し・・・というところから始まり、子供たちを小人との交流のストーリーが展開されていく。こういうファンタジーを大事にするアプローチって大好き。普段はテレビで戦隊モノにどっぷりつかってる子でも、純粋に「僕昨日小人みたんだよ!」とか話すんですって。こんな不思議なことがいっぱい起こる幼稚園だから、途切れ途切れの報告に親はわけわからないけれど(笑)、子供たちは毎日ワクワクでいっぱいだったんだなあ。

だから、これからは幼稚園に甘えず、自分で、家でファンタジックなアプローチ、実践したいと思いますぅ~。雑な性格の私に丁寧なアプローチがはたしてできるんだろうか!?幼稚園にお任せしたかったけれど(笑)。

さ、これからは気持ちを切り替えて新しい生活にワクワクしたいと思います!


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