三月も後半にさしかかっていますが・・・いまさら書かなくてもと思うかなり前の振り返り日記ではありますがやっぱり書いておこうかな、と。というのもこれが母の遺言だから。ってまだまだ生きてるけど(笑)。
今年のおひなさまはお友達のCちゃんとMMちゃんを実家に招いてやりました~。引っ越す前に実家に招待されたい(笑)というCちゃんからのリクエストにうちの母がこたえた形です。
ひいなの茶話会。大人の女性限定(子連れ不可)でのひととき。招待状も出して、テーマカラー(ピンク)も決めて、時にはちょっとかしこまって・・・ネ。お部屋の飾り付けも桃の節句をテーマにあちらの角にもこちらの角にもお花や小さな飾り物たちが・・・。ベビーがいたら手を出されてできないこまやかな演出。母のこういう才能・・・なぜゆえに私は受け継がなかったんでしょ~???
緊張気味で(!?)いつものパワフルさがさく裂しきれなかった我らおしとやかな乙女らの前にまず出てきたのは、和の盆。ミニどら焼き(もちろん手作り)や桜のゼリーなどなど。これで、おしまいじゃあないわん。お次は、私のリクエストでミモザケーキ。スポンジ生地の中をくりぬいて、中にはレモンの効いたババロアがお気に入り。小さい頃から、特別なときは何かとリクエストして作ってもらっていたケーキで、相方との結婚が決まって両家初顔合わせのときも作ってもらった思い出のケーキです(って相方は全然覚えてないだろうけど)。
と、普通はここでおしまいなのですが・・・やるときはやる。精一杯のおもてなしを、がモットーなので、最後にどーんとシフォンケーキ!お店と違って高さも幅も満足度の行く大きさ(笑)。
もう次回はない、これで最後だからと母が熱でダウンしつつも頑張りました。
“一期一会”“かりそめの別れでもねんごろに別れよ(それが最後のときかもしれないから)”というのが昔から母の口ぐせ。いまでこそ、病気になってその言葉に重みがある母だけれど、元気なときからの口ぐせでした。ホント人はいつどうなるか分からない、だから悔いのないようベストを尽くしておもてなししなさいって言われていました。無理しないっていう考え方もあるけれど、“一期一会”と思うとやっぱり奮起できるものです。こうやってもてなすのよ、って今回も見せてくれたのだろうけれど、・・・娘には真似できませ~ん。せめて、心意気だけでも受け継ごう・・・
さて、今回の茶話会、手ぶらでとお願いしたのだけれど、ただ自分たちが飲み食いするだけじゃあちょっとむなしい、というかそれだけで終わらせたくないという母の強い希望がありまして、『ワンコインをUNICEFに恩送り』ということにしました。
そんなこともあって、話しは寄付の話へ・・・。自分たちがどこにどのくらい寄付してきたかなんて話、人にするものではないし、私としては“やめとくれー”って感じで、後からぶつぶつ母に文句も言ったのだけれど、母いわく、
“こんなこと人に話したのははじめてよ。相手がCちゃんとMMちゃんだから私だって話したのよ”
と。具体的なこと話すことによって伝えたかったんだそうです。
寄付って何も経済的に余裕があるからするわけじゃない。どんなときだって、わが子に一番教育費がかかるときだって、いち主婦として自分たちの子供のことだけに目を向けるのではなく、隣の国でおなかをすかせた子供のことに少しでもできることをすることを。自分たちが幸せでいられる分、隣の国の人々へ恩送り。
寄付ってすればいいってものではなくて、これに関してはいろいろと思うところがあるのですが、語りだすと長くなるので、今回はやめておきます。思うところはあるけれど、でも恩送りの精神はいつも持っていたいな。
そのほか、嫁姑から旦那さまを大事にせよという耳の痛~い(笑)ことなど話しは尽きず、あっという間に時間が経ってしまいました。
母の生き遺言、まだまだ伝えたいことはたくさんあるようですが、娘としてはなかなか素直に聞けず、心の中ですぐに反発心がムクムク湧いてしまいます。だから、その場で口論にならないためにも友達を連れていくのがいいのかも。行きたい人~?
引っ越して遠くなってしまうけれど、母にはぜひ生き遺言まだまだ発信してもらいたいと思います。まだまだ頼みまっせ、おっかさん!
ぶつかりつつも何でも言い合える親子ってやっぱりいいわん、と思った方、ポチっとお願いしま~す↓↓↓
にほんブログ村