カラッと晴れた気持ちのいい天気の今日。
大物シーツを洗濯したら、望湘の蔵へGO!
望湘の蔵・・・それは山形の古民家(蔵)をここ茅ヶ崎の丘の上に移築したうらやまし~いMさんのおうち。そう、以前コチラに書いたあのおうち、建築続行中です。
今日は晴天。遠くにキラキラ水平線。左手には江ノ島を望み、目の前は竹林に木登りのちょうどよさそうな立派な木!風が吹き抜けなんとも気持ちのいい日は作業日和。ふふふ、今日Mさん宅に集まったのは作業をお手伝いするためでした~。柿渋塗りです。
素人がやっちゃっていいの?
みんなで作り上げる-そこが新建材の新築とは違う古民家再生の面白いところなんです。素人の仕上がりに文句の言えない施主は勇気がいるけどね。
建築に対して相方ほど熱意のない私だけれど、そんな私にだって分かる、伝わってくる関わってる人たちの建物に対する愛情。やっつけ仕事じゃないんだなあ。ワタクシはウッドデッキを担当させていただいたのですが、不器用なので心はたあんとこめて塗りましたよ~。楽しかったなあ。
Mさんちでいいなあ、と思ったのはオール電化でないところ。木の家建てる人ってね、火事がこわいし空気が汚れないという理由でオール電化を選ぶケースが多くて、なんだかそれは矛盾しているように感じる私はいつもちょっと違和感を覚えてたんです。でも、Mさんの旦那さまの建設日記ブログに
「火が熱いって知ってて、火を熾すことが出来る子供に育てたい、というのが私の信念。」
と書かれていて、そうよそうよ~、とひとりPCの前で同調。
木が好きなら、火だって切り離せないと思うの。太古からある神秘。日常の中で感じられる自然の恵み・・・あ、これそういえば『ガラスの仮面』最新巻にもまやの気づきとして書かれていたじゃな~い!?
薪ストーブもあって、炎のちらちらを眺めることもできるM邸、冬が来るのも楽しみです。
ところで、大人たちが作業をしている間子供たちは?
不要になった木のかけらがたくさん入っているコンテナの中でおおはしゃぎ。前日が雨だったので、泥んこしたり、木のかけらを積み木にして色々創作したり。子供たちだけの世界が繰り広げられていて大人は邪魔したくない感じ。おもちゃじゃないものが、何でもおもちゃになる。プラスチックじゃなくて自然素材のものって美しくて、なんて絵になるんでしょう。そういうもので工夫して遊ぶ子供たちを垣間見るとなんだか無償に嬉しくなっちゃう。いいぞ、いいぞ~。
緑の木々に囲まれ、風の通り抜ける日陰でベビーたちもすやすやいい子ちゃん。あ~、なんだかいい休日だったなあ。Mさん、ありがとう!
しか~し、帰宅後、眠たくてわがままモード全開のチビと大バトルを繰り広げてしまって、鬼母の自分に自己嫌悪。どっと疲労が~。Mさんちでの爽やかな疲れと自己嫌悪の疲れ、嗚呼、何たる違い。やっぱり少しでも自然に触れていたほうが、自分を軌道修正できるみたい。
というわけで、Mさんこれからもちょくちょく(!?)お邪魔させてくださ~い。
※写真:①私が担当した素敵なウッドデッキ
②うっとりするような木窓に柿渋を施す相方
③コンテナの中は子供たちの無限の創造広場