八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

“町のリミックス”

2013-10-07 04:12:54 | イケン!

 

消費の強迫から解き放たれて町を見渡せば、

がらくたの荒野が一面に広がっている。

  

高度成長期に食い散らかしたものたちが

町じゅうに溢れかえっているのだ。

 

小物、家電、家具、自動車、空き家、空きビル・・・・

  

まだまだ価値があるものならば、

まだまだ役割があるものならば、 

ひとつずつひろい集めて、

ひとつずつ磨き直して、

 

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                      (宇野港 東山ビル リミックスマーケット)

 

その値打ちを活かせる人が使えばいい。

それが “町のリミックス” だ!

  

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                      (宇野港 東山ビル リミックスマーケット) 

 

おびただしく押し寄せてくる

消費の執拗な強迫観念とオサラバすれば、 

自ずと “町のリミックス” が見えてくる。

 

そうすれば、町の血行も少しは良くなって、

もっとゆっくり暮らせるんじゃないかな?

 

 


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2 コメント

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佛敎の「四苦八苦」の一つに「求不得苦」(求めて得... (雅蘭洞英齋居士)
2013-10-07 18:19:27
佛敎の「四苦八苦」の一つに「求不得苦」(求めて得られざる苦しみ)と言ふものが有るが、求めるから苦しいので有って、最初から求めなければ、苦しまないで濟む。
私が少年時代は戰が終った直後で、何も無かったが、求めても初めから無い事が解って居たから、求めなかったので、氣樂なものであり、結構、幸せであった氣がする。
敗戰後、復興して急に物が溢れ出し、人間の慾も大きく膨らみ、買へば買ったで新型が出る度に買ひ替へ、未だ使へるのに捨てる、資本主義には眞に結構な事であるが、戰前戰中派から見れば無駄使ひ。そのツケが廻って來た。現體制の末路。
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「求不得苦」(求めて得られざる苦しみ)、ホント... (takahara)
2013-10-08 04:10:51
「求不得苦」(求めて得られざる苦しみ)、ホントそのとおりです。
ニンジンぶら下げられて走り続ける馬のようです。
 
この頃気づいてきました。資本主義の暴走列車にはブレーキが付いていないことを。そしてもうひとつ、暴走列車の運転席には誰も乗っていないことを。
 
大衆の欲望が結集した空気みたいなものが、この暴走列車を走らせている。気の利いた政治家が暴走列車を止めようとしたら、すぐにひき殺されてしまう。
 
恐ろしいことです。
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