社会人になって、親父に借金をして買った車。
学生時代は、本と音楽ばかりで車に興味はなかったが、
この宇宙船みたいなデザインが好きで選んだ。
赤色。
しかもツインカムエンジンを積んだSi。
1トンの車重に125馬力のエンジンを積んでいた。
7000回転まで回せたが、2000回転以下のトルクもあり、
使いやすく、そして早いエンジンだったな。
しかも燃費は良く、田舎で使っている分には、常に15km/L以上だった。
一方、ボディーはゆるゆるで素人にもシャーシがねじれているのが分かった。
やわでもハンドリングはよかった。
軽いこともあり、コーナリングスピードは速く、
後ろにぴったりくっついてきた乱暴者らしきが乗るセダンは、
交差点でテールが流れて、ついてこれなかった。
フロントには面白いサスペンションが付いていた。
ガラス面積が広く明るく、当時の車としてはびっくりするほど広かった。
この車で毎週あちらこちらへ行き、6年で11万キロ走った。
エアコンやオーディオはオプションで、
カセットデッキとスピーカー2台で、10万ぐらいしてた。
でも、必須アイテムだったな。
この車のCFソングは、サッチモだった。
この車が、ボクをクルマ好きに変えてしまった。
自由の象徴だと思っていた。
…と少しの間、乗ってきた車を書いてみたいと思います。
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