電車の中だけで読んだ本。
このほかにも数冊ありますが、
二月一日から昨日、四月二十五日までの約三ヶ月。
ひたすらうつむいて本を読んできました。
座席に座れようと座れまいと、
ひたすら本の中に入っていました。
二十数年前の学生時代には、
電車の中で読むことは出来なかったのですが、
今では降りる駅に気付かぬほど集中できるようになりました。
先週末、
ふと車景を見ることなどなかったと思い、
今週は外を見て通う週間にしたのです。
ぼんやり過ぎ行く景色を見る。
二月には暖冬とはいえ、
小雪の舞う日もありました。
景色もおそらく枯れ草色だったのでしょう。
それが今では桜もいつの間にか終わり、
新緑の景色となっています。
夜、自宅の最寄駅に降り立つと、
水が張られた田んぼから蛙の声や、
畑からは虫の声が聞こえるようになりました。
カレンダーを見ると確実に三ヶ月が過ぎました。
私にとってのこの三ヶ月は、
気の遠くなるような速さで過ぎて行きました。
私の中に残ったものは確実に感じますが、
目的の技術が残ったか?
と問われると、
その答えには即答は出来そうにありません。
最終日の昨日、
昼休みに教室を出て、
問題集を買ってきました。
仕事が決まるまで続けようと思っています。