昨日は、知り合いの方に頼まれて、結婚披露宴の司会をさせていただいてきました。私たちアナウンサーは、仕事柄、時々、このように結婚披露宴の司会を頼まれます。私としては、このお仕事は、実はテレビの生放送などとは比べ物にならないほど、緊張し、気合がはいります。だって、ご結婚なさるおふたりや、ご両親さまにとっては、たった一度の大事な大事な晴れ舞台!まずは、なにか、失礼があってはなりませんし、やはりなんといっても、心に残る、盛り上がった披露宴にして差し上げたいですから・・・。 若いときは、友達や仕事仲間など、結婚なさるご本人が知り合いの結婚式が多かったのですが、この年になってくると、職場の先輩や親戚など、知り合いのご紹介ということで、当のご本人たちとは、面識がないということが多いのです。ですがどちらにしても私は、必ず事前に、ご結婚なさるおふたりにお会いして、お二人がどのような披露宴になさりたいのか、また祝辞をいただく方とのご関係や、おふたりのなれそめなどを、芸能リポーターさながらに細かくお聞きします。 そのときに私、いつも思うんです。皆さん、それぞれにドラマがあるなー、そしてうわぁーお似合いのカップルだなー・・・って・・・・ どのカップルも、なるほど、この男性にこの女性なんだなって、ベストカップルに感じられて、やっぱり運命の人ってあるんじゃないかな・・・なんて・・・ 昨日のカップルも、新郎はおじい様の代からの大きなご商売をなさっていらっしゃるお家の3代目の、将来の跡継ぎの方で、小さなときからのご両親様からの教育を感じさせる、ものすごく気配りのできるしっかりとした、ほがらかな、見るからにいい方で、その方が、射止めたお相手は、身長169センチのスタイル抜群の、それはそれはきれいな方!思わず「モデルさんですか?」と聞いてしまったほど・・・ところが、お話してみると、今どきめずらしいぐらい、ピュアでおっとりとした控えめな恥ずかしがりやさんのお嬢さんで、、これは、新郎が一目ぼれされるのも、それから猛アタックされたのも、さもありなん・・・という感じ。 この方々に限らず、結婚式を控えられた、カップルのみなさんは、だいたい打ち合わせ中、お互いが目が合うたびうふうふと笑みがこぼれて、とっても幸せそうで、そういうお二人を見ていると、こっちまで幸せになっちゃう・・・
そうやって、私も楽しみに当日を迎えるのですが、この披露宴というのは、いわゆる番組や、イベントとちがって、何が起こるかわからないものです。ご来賓の方のスピーチが、ちょっと退屈だったり、逆にものすごく、笑いを誘って盛り上がったり、花嫁はじめ出席している女性がみんな涙ぐんでしまったり・・・・・でも、それぞれが、それぞれの結婚式として、そのお二人だけの結婚式・・・という意味では、最近の結婚披露宴は形や枠にとらわれず、本当に個性的なものが多い気がします。 以前、担当した披露宴では、途中から、ご来賓の方々のカラオケ大会になってしまって、司会者の私はちょっとびっくりしたのですが、その地方では、しごく当たり前のことらしく、花嫁さんまでウェディングドレス姿で歌われていらっしゃいました。
昨日の結婚式は、新郎のお勤め先がお酒の関係の会社だったもので、ご出席している方々もほとんどが、お酒に関係するお仕事。すると、みなさん、お酒を飲む量が、半端ではありません!シャンパンから始まって、ビール、ワイン、ウイスキー、日本酒となんでもござれ!!各テーブルで、次々と体育会系の盛り上がりが起こっています。ところが、実は新郎の方はそんなにはお酒が強くないとのこと。しかし皆さん、容赦なくお酒を注ぎにいらして、大行列ができてしまい、だんだん真っ赤になっていく新郎を見て、私とホテルの担当者の方はもうハラハラ・・・何度も、インタビューをしたりして、あまりお酒を飲まされないように試みたのですが、それでもお酒を注ぎに来る方々は止まらず・・・・でも、一番心配だったのは、やはり隣に座った花嫁さんだったことでしょう・・・・・この、それはそれは美しくさわやかな花嫁さんをゲットなさった新郎に、ご出席の特に独身男性のみなさんは、ちょっと妬けちゃったのかもしれません・・・なんとか新郎もつぶれずに披露宴はお開きとなり、私も一安心。でも新郎も新婦も、ものすごくみんなから愛されているお二人なんだな、とお人柄を感じさせるとてもいい披露宴でした。ただ、娘さんを大阪から東京にお嫁に出す、新婦のお父様にとっては、ちょっと複雑なご心境だったかもしれませんが・・・・・・ でもでも、やっぱり結婚式って、いいですね・・・ 出席した人も幸せな気分になっちゃう・・・ だから、私は、このお仕事、大好き。 昨日はとってもウフフな気分で、帰ってから主人といっしょにイタリア料理店でデートしちゃった私でした・・・・
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文章からも伝わります。
お幸せな方々を見ていると、
こちらまで幸せになりますよね?
きっとその幸せが感染して、
庄司さんもステキな
デートを・・・
そのお話を聞いて、
私も幸せ頂いちゃいましょう
ベストカップルだったようですね。
楽しい雰囲気が伝わってきました。
私の出身の九州では、30分経過後くらいから、ほとんど宴会状態です。スピーチを聴く人がほとんどいない状態。
ですから、初めて東京で結婚式に出席した時は、参列のみなさんが静かにスピーチを聞いているのを見て、逆にビックリしてしまいました。
次回のレポートも楽しみにしております。
最近忙しく、久しぶりのコメントになってしまいました
読んでいて自分の遠~い昔を思い出しました。
>お互いが目が合うたびうふうふと笑みがこぼれて・・・
そういう時もありましたね
今じゃ、目を合わせて夫婦で会話する事も少なくなったような気がします
明日から旦那は韓国に出張なので、
たまには優しい言葉で送り出してあげよぉ~っと
媒酌人を立てず 何度も中座するのが嫌でお色直しは1回だけ 双方の両親が「こっぱずかしいからやめてくれ」言うので花束贈呈を省いたり 当時としては異例づくしの披露宴だったと思います
庄司さんはどんなんだったのかなぁ~?
姪の小さな頃が走馬灯のように蘇ってきちゃって
あんなだったのが‥こんなになっちゃって‥
って
実の親(私の姉)の方が毅然としていたっけ
身内の結婚式ってのも又違った感動がありますよね
とってもウフフな気分かぁ
ほんと お幸せなお二人を見ているとこちらまで幸せな気分になれるから幸せのお裾分けとはよく言ったものです
私もにっこりできました・・・
梅雨時で気分が
梅雨時に、気分が晴れた気がします♪
イタリアンデート、お味はばっちりでしたかぁ?
私は都内・某ホテルにて介添えの仕事をしています。新婦のドレスを持って移動したり、椅子を引いたりなどしている役です。当日はご両親よりおふたりの身近にいる存在となります。
結婚式・披露宴はおふたりやご家族にとって一生に一度のもの。失敗は許されない場だけに、お開きになるまでは緊張の連続です。アクシデントまで至らなくても、ヒヤッとする場に遭遇することもあります(ご友人が鳴らしたクラッカーのリボンがキャンドルの炎で燃え上がってしまったりとか←最近は音だけのものもあるので、式場側が用意するときはこちらを使用します)。
そんなとき、司会者の方の臨機応変な対応や、場を和ませる努力にどれだけ救われるかわかりません。おめでたい席に水を指す結果にならないように取り計らってくださったときには神々しくさえ思えます。
披露宴の際は司会者の方とお話する時間もないため、いつもご挨拶くらいしかできません。
庄司さんとご一緒する機会はないと思いますが、介添えを代表して、「お疲れ様でした」。そして、「ありがとうございました」を、贈らせていただきます。