父の遺志を引き継いで「民話の語り聞かせ」をやってきました！

父が入院中、気にかけていたことのひとつに「今年は川崎市立の宮前小学校の民話の会に行かれないのではないか・・・？」ということがありました。
実は父は、「民話の語り手」として、カセットテープ付きの本を出版したり、ＮＨＫの「おはなしのくに」という番組で「昔話のおじいさん」として出演したりしていたのですが、この10年ほどは毎年、川崎市立宮前小学校で子供たちに「民話の語り聞かせ」を行っていたのです。

今年も11月に行われることになっていたのですが、「このまま、病気がよくならなかったら大変だ。学校の行事というのはそう簡単には変更できないのだからどうしよう・・・」と、毎日毎日あまりに気にもんでいるので、つい「もし、万が一行かれなかったら、私が代わりに行って来ようかな・・・？」と、言ってしまったのです。すると父は「そうだそれがいい　お前が代わりに行って子どもたちにお話してきなさい！！」と、たいそう喜んで、「今すぐ校長先生に電話して、その旨伝えて『それでよろしいですか？』ってお聞きしなさい」と私に指示を飛ばしたのでした。

結局、父は9月に亡くなり、父の代わりに私が行くことを宮前小学校の校長先生に承諾していただいて、
先日　子供たちの前で、私　民話の語り聞かせをやってまいりました！！




父の言いつけどおり、1・2・3年生の低学年と4・5・6年生の高学年に分けて、演目を二つ選びました。

まず低学年は「3枚のおふだ」



父が行っていた「民話の語り聞かせ」は、絵本は使いません。
ですから、言葉と身振り手振りだけで、子供たちが頭の中にそのお話の場面を思い浮かべられるかが大事なポイント。
「私の話術で幼い1年生に、ちゃんと伝わるかな・・・？」と、やる前は少し不安もあったのですが・・・・・

実際にやってみたら、子供たちの反応に、こっちの方がすっかり感激してしまったのです～～～～！！！

まず、低学年の子供たちは、とにかく素直！
お話が始まると真剣な顔で私の顔をじーっと見て、体がどんどん前のめりになってきます。

「・・・・小僧がソーッと覗いてみると、その姿は髪はざんばら、口は耳まで裂け、目はギラギラとした恐ろしい鬼婆！山姥のすがただったぁ～～～！！」

というと、「ひゃ～」と体を後ろにひいたり、手で顔をおおったり、口をゆがめたりする子供たちが続出！



かと思うと、大人が思いもしないところで、大笑い！

「・・・・山姥が『まだかっ！小僧！！』と縄を引っ張ると、お札が『まぁだ、まぁだ』と答える。
『まだかっ！小僧』『まぁだ、まぁだ』
『まだかっ！小僧』「まぁだ、まぁだ』・・・・」

というシーンでは、あまりに子供たちが一回ごとに「あはははははは～」と手を叩いて喜ぶので、つい予定より多く繰り返してしまった！

さて、高学年の演目には、父の故郷　山形新庄の民話の「かんぺいぎつね」を選びました。

高学年になると、また低学年とはちょっと違った反応が・・・・。

まず6年生の中には「ふん、そんな子供だましのお話しなんかにのってやるものか」という雰囲気を漂わせて、そっぽを向いている男の子もいます。
また、物語や芝居といったものに興味津々で目をキラキラ輝かせているの女の子も！その子を見ると、ちょうど小学生だった頃の自分を見ているような気分。
でもお話が始まると、そっぽを向いていた男の子も、どうやら話の続きが気になる様子・・・・。
みんな、だんだん体が前のめりになってきて、つい笑ったり、小僧さんの知恵に感心したりしながら聞いてくれて
終わってみれば、一生懸命拍手をしてくれる子供たちがいました。

お話を終えた後、生徒代表の子供たちから「お礼の言葉」をいただきましたが、お礼を言いたいのはこっちのほう！
「この子供たちの喜ぶ顔を見るのが楽しくて、父は活動を続けていたのだな～」としみじみ思い、私もまた機会があれば「この活動を続けていきたいな～」と思っているのでありました。



在りし日の、川崎市立宮前小学校で民話の語り聞かせをする父、庄司永建。




 

美白美肌講座

昨日は、ザ・ペニンシュラ東京で行われた「デルメッド×クロワッサン美白と美肌講座」の司会をしてまいりました～！




第１部は、デルメッド化粧品の新製品・プレミアムシリーズの成分について、開発者の方からお話を伺い、
第2部は、元宝塚歌劇団・娘役トップで女優の星奈優里さんと、美容ジャーナリストの倉田真由美さんをお迎えしてのトークショー

そして第3部は、今話題の顔ヨガ講師の間々田佳子さんに、若顔を取り戻すための表情筋トレーニングを教えてもらうという盛沢山な内容でした

 

この講座の様子は、1月25日発売のクロワッサン918号に掲載されます。