空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『大人げない大人になれ!』

2020-06-29 21:25:00 | 本の森
『大人げない大人になれ!』成毛 眞 を読む。



「この本を読んだ。」
「大人げない大人になります!」
と書いてあるブログを読んで
「はて? 大人げない大人とは?」
と思って読んでみた。

読み終わったのはひと月ほど前のこと。
書いてあることは理解できたけれども
「で? そのブログを書いた人は、実際どうなろうとしたんだろう・・・?」
ということが腑に落ちなかった。

私の中では、ビル・ゲイツ、益川教授、ホリエモン・・・と、
そのエピソードを読んでも、
引き寄せて考えてみても、
自分との共通点が見いだせなかったからかも。

この本の中で紹介されている大平貴之さん。
ああそうだ、すごい星の数の、プラネタリウムを作った人。
当時そのニュースと映像を見て、えらく感動したんだった。
いつか観に行こうと思って、いまだ願いかなわず。

そして、先日テレビ番組で偶然みた、塚本康浩さん。
ダチョウの研究をしている大学教授(学長でもある)。
ダチョウがいかに生命力が強く、アホな生き物であるかを嬉々として説明しつつ、
ダチョウを追いかけまわし(学内で散歩させたりとか(笑))
ウイルス対策の研究をダチョウを使って推し進めて
成果を上げている素晴らしい方でもある。
その姿を見ていたら、「大人げない大人」と表現される意味が
なんとなく理解できてきた。



そして先日、子供からの電話。
コロナウイルス関連でずっと会えていない。
近況を話しているなかで
「暇なんだ」「やることがない」「よく考えてみたら無趣味だった」
「友達とも会えなくて、夜ふと『寂しいな』と感じることがある」
「自分の周りのひと、仕事でかかわる人と話していると、傾向として、
男性のほうが趣味や好きなことをたくさん挙げることができる人が多いように感じる」
というような話の流れからの

「そういえば、と思ったのだけれど、お母さんってすごく多趣味だよね」
「お母さんって実は、変わった人だったのかもと思って・・・」
と言われた。

何をいまさら(笑)
改めて「変わった人」とレッテルを貼ってくれなくてもいいんですよ。
でも実は先日、夫に
「実は改めて感じたことがあって。
今まで自分ではあんまり思っていなかったのだけれど
考えてみると、私は
『主婦』とか『パートで働く女性』とか、
『⚫代(年齢)』などの
通常私が所属すると思われるカテゴリーの、
その言葉からイメージするものとは
ちょっと違う部分があるのかも、と思ったんだよね」
なんてことを自分で言った。確かに言った。
そして夫の答えは「うん。違うね」(即答)だった。

そうなろう、とか、こうありたい、というような
めざすものとか、意欲とか、意識の高さもとくに持ち合わせているわけではないのだけれど
「だっておもしろいんだもーん」
という気持ちとか
「へーそうなんだ! それでそれで??」
とちょっと食いついてしまう部分って確かにある。
そして機嫌よく楽しんでいる。
友達も作る。
ネットワークもできる。
人見知りのくせに。

そうか、そういうことも、一種の大人げなさか。

やっとなんとなくかみ砕けた感じ。

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