白爺の独り言

故郷テニアン島へ帰る旅!
 古い友達と巡る秘湯の旅!
白爺一人で ブツブツブツ・・
お暇な人 寄っていって~。

写真は語る!古いテニアン⑲(2004年6月)台風に遭遇!DB

2009-12-19 08:43:42 | テニアン
今回の写真には、白爺がテニアンで巨大台風に遭遇した状況が残っていました。



出発の成田空港は、梅雨の小雨が降っていたようです。

            
テニアンに到着すれば、そこは真夏の宙が待っていました。
そして、ホーンさんの車も新車に替わっていました。
今ハワイにいるラビーナが、月賦で買ってプレゼントしてくれたようです。
前回までは、日本の車は「マツダ」が一番と言っていたのに、今回会ったら「トヨタ」が一番になっていました。



テニアンに滞在するには、先ず最初にカロリナスの慰霊碑参詣からです。
白爺はホーンさんの新車で出掛けましたが、「メーカーが肝心要」と車中で話すホーンさんの言葉を聞いて、「カロリナスに建立した鳥居は誰が建てたのだろう?」と気になりだし、近くに行って確かめてきました。

建立者 長野県神道青年会
共催者 愛知県・静岡県・三重県・岐阜県の各神道青年会
施工者 長野県塩尻市 伊藤石材 平成15年3月吉日

境内の表示板には、以上の通り書かれていました。
白爺は金比羅宮関係の方が建立したのだろうと推測していたのですが、全く違う方の名前が彫り残されていたので、思い過ごしはいけないと反省させられました。




カロリナス台地の上にもお参りしましたが、玉砕の様子が書かれた表示板を再び写して、昔を思い出してきました。



この日はフレミングのスタッフが、ビーチでパーティをして歓迎してくれました。

               

        

フレミングに行けばお世話になっていた、懐かしい人の姿が残っています。



日本は梅雨空が続いているのでしょうが、テニアンは別世界のように静かな天気が続いていました。

           

この頃は、テニアンに行くとよくボートで釣りをしました。



海が静かなので、ホーンさんの誘いにのって釣りに出ました。

                

この時の釣果は、少なかったようですねー。



フレミングに泊っている友人釣り師は、こんな大きなGTを釣ってきました。

            

ボート釣りが終わって数日後のテレビでは、北マリアナの西に台風が発生していると放映していました。



白爺は、停電にしないようにと発電所に祈りながら、その先の磯に行ってみました。

             

磯は相当荒れていました。



タガビーチの磯にも大波が打ち寄せています。

          

それでも大雨も降らず知らない間に台風はフィリピン方面に離れていったようで、又静かな海が戻ってきました。



それから10日が過ぎたました。(6月27日)
又々テレビが「超大きな台風が近づいている」と放映し始めました。
白爺は3日後(7月30日)に帰国する予定なので事前にサイパンまで帰っておこうと思い、サイパンのホテルを探したのですがすべて満室で駄目でした。

            

これから後は、当時の怖さを記録しておいたメモを転記しましょう。

6月28日
朝5時半熱帯低気圧コンデイション1号の警報が出る。日本のTVではすでに台風8号と放映していた。
外は小雨だが風が猛烈に荒れている。瞬間風速は65M~80MとサイパンTVは放映している。Mはマイルかメートルか分からないがとにかく物凄い。
ホテルも停電になり自家発電に切り替えた。
11:30Am少し風向きが南に変わった。台風は北へ動き出した模様だ。
12:30Am風が南に変わり又猛烈に吹いてきた。
1:45Pm風と雨がともに強くなりゴーゴーと音を立てている。
2:45Pm状況は変わらず益々強くなってきた。
一旦回復していた電気が又停電になった。自家発電に切り替えたがケーブルTV会社が停電になったらしくTVは映らなくなった。


4:50P土川・杉本両君は、飛びそうな看板を必死で固定した。
5:0Pm風の方向が南東になった模様。少し弱くなる気配を感じる。
フレミングも5:0Pmに全部クロースした。
杉本さんに頼みうどんとビールを買い代金は明日支払うことにした。社員は皆帰宅させていない。
6:0Pm又風が強くなってきた。方向も南に又変わった。シャシャップの木がグランド側になびいている。6:15Pm頃から風は益々強くなった。
7:0Pm暗くなってきた。TVはだめ。ウイスキーを飲んで時間を過ごす。
窓を見たら風は北に変わりグランド側から吹いてきている。

            

8:0Pm状況は変わらず。ホテル前の鉄板で作られたコーラの看板がちぎれて飛んでしまった。
杉本・土川・チャーリーがちぎれた看板を片付けて来室した。
今晩は105号室で3人が臨宿するそうだ。10時頃まで3人とビールを飲む。

  
              

6月29日
台風は通過したらしいが大木が倒れ看板が飛び散り町中は大変な状況だ。

   

ホテル裏のバナナも全部なぎ倒されていた。

              

風は弱くなったがまだ吹いている。空もどんよりしていて時々雨が降ってくる。
ホーンさん宅のパンの木も、枝が折れて屋根の上に落ちていた。


               

ホーンさんが7時半頃車で来て町内を一周する。
大木は道路に倒れているが、トタン屋根の飛んでいる家は2・3軒しか目につかなかった。
桟橋に行ったら、100m手前の道路まで高波に洗われていて、すっかり珊瑚の浜辺になった感がする。


          

いつも釣をするボートハーバーは雨宿りする建物も無くなり木も倒れて車も近寄ることが出来ない。
午後フリーダムが飛ぶようになったようだ。曇り空で時々雨も降っているので、明日の帰国が心配だ。



ホテルに戻るとチャーリーが倒れた木の始末をしていた。
昨夜は一睡もしていないのに朝から重労働!
よく働く人だと白爺は感心して見ていた。

            

帰国できるかと心配したが、翌日はどうにかフリーダムのセスナ機が飛んでくれたのでサイパン空港まで到着できました。

イヤー!台風はもうゴメン!  予定通りに帰国できたのは奇跡です。  






最新の画像もっと見る

コメントを投稿