島内の散策・タガの遺跡 （０７．６テニアン報告７）

タガ族の遺跡付近を歩いて見ましょう。
この遺跡のある付近は、昔海岸通りといって漁師の町でした。

　　　　　　　　　　　　　　

子供の頃見た遺跡は、もっと大きく見えたのですが、白爺の背が伸びたせいか最近では小さくなったような気がしています。


　　　　　　　　　　　　　　　　　

遺跡のある隣の敷地には、長野の善光寺さんをはじめ、いろいろな方が建立した慰霊碑が建っていて、フレミングの観光スポットになっているようです。
お地蔵さんの前掛けは、桜井さんが来島する度に新しいものと取り替えていると聞きました。



この日本人の墓は、チューロの米軍収容所付近に建てられていたものを移転してきたそうです。

テニアンの市長は、「これらの慰霊碑をカロリナスに移転して欲しい」と言っているようですが、街中になくなると、日帰りの日本人には参詣が出来なくなるので、白爺は出来ればこのまま置いて欲しいと願っています。

　　　　　　　　　　　　　

慰霊碑の東にある闘鶏場らしき場所を少し歩くと、タガ族の使用していた井戸があります。
乾燥季に雨が降らずタンクの水が少なくなると、洗い物のためにこの井戸の水を汲んでいって使用していました。
少し塩分を含んでいるので、飲むには苦労するでしょうが・・・。



井戸の近くには、マルポ方面に向かう砂糖キビ運搬鉄道が通っていました。
今のタガビーチ先から左にカーブしてマルポに向かうのですが、その鉄道のガード跡がこの写真です。
昔はガードの下をバスが通るくらい高かったのですが、今は道が埋められたのでしょうか？ご覧のように低くなってしまいました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

ガードの北側にすずらん通りが通っていました。写真の通りがすずらん通りです。
交差点右側に支庁・左の椰子林にアイスケーキ屋がありました。



当時の写真と比較してください。
通りの先には南洋興発の製糖工場があり、高い煙突がこの交差点からよく見えていました。

　　　　　　　　　　　　　　　

交差点を海のほうに向かい、鉄道のガードをくぐって進むと、今のジョーンズビーチに到着です。
昔はこの浜辺を「支庁桟橋の海岸」と言っていました。



魚釣りをしている、メリケン松の付近に支庁桟橋がありました。
この桟橋から、サイパンとの連絡船が一日２往復していました。

　　　　　　　　　　　　　　

写っている杭の付近が連絡船の泊まっている場所なのですが、桟橋から釣りをするとマフティ（その頃はスナクチと呼んでいた）が沢山釣れました。
今も泳ぐと沢山見ることが出来ますから、この辺の海底は変わっていないのかもしれませんねー。



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