新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

CTP: キャリア転進プログラム

2009-09-30 | ビジネス
どうやら巷で囁かれているほど世界景気はよくなりそうもないらしい。企業は生き残りを賭けて組織の合理化と事業の再編成を図ろうとしている。 その結果としてこれがでてくる。CTP: Career Transition Program 文字通り訳せば「キャリア転進プログラム」だが、要するに割り増し退職金を出して退職を促進する策である。原則応募がオプションである日本的な希望退職とは違い、新しい組織を編成したと . . . Read more

勧誘撃退方法

2009-09-29 | 生活
どこから調べてくるのか解らないが自宅や会社に不動産や金融商品への投資の勧誘電話が絶えない。電話のパターンはおおよそ決まっていて、初対面なのに馴れ馴れしく「どうも、どうも。。。」というノラリクラリのじゃべり口で始まるから、「ははぁ、またか」と想像がつく。「用件は?」と尋ねてやっと、本題が始まる。こちらがいくら興味も金もないことを告げても引き下がることはない。 話がその類いの勧誘と分かれば、「興味がな . . . Read more

大人の小道具: 漫歩計

2009-09-28 | 生活
何かの景品でシニア向けの「数字が大きい万歩計」をもらった。悔しいが見やすい。目安である一日10,000歩を目指して計測してみると: 通勤だけで外出のない勤務の場合は5,000-7,000歩 展示会や近場の外出で1時間くらいウロウロする分を加えるとやっと10,000歩 テニス一時間5,000歩、ただし調子がよくてラリーが続くときは3,500歩に落ちる。無駄な動きや玉拾いの頻度が減るからか。もちろん消 . . . Read more

中国・東莞プロジェクト

2009-09-27 | ビジネス
中国の景気は内需が牽引役で上向きだという。政府が労働需要を強引に創出していることは周知の事実で、上海などの大都市は相変わらず道路工事だらけらしい。舗装しては引き剥がし、また舗装する、なんてこともザラだという。 秋分の日の朝、成田から香港へと飛ぶ。久しぶりの香港は中国本土の内需を取り込むことでどうにか景気を保っているように見える。オフィスで会議の後、ホテルで代理店と打ち合わせ夕食をとる。宿はハーバー . . . Read more

「Autumn in NewYork」

2009-09-26 | 生活
リチャード・ギアが得意の女たらしの中年男性を演じ、22歳で不治の病で余命一年の女性に恋をする。2000年の映画「Autumn In NewYork」を機上で見る。 恋はすべて悲恋でないといいストーリーにならないが、始めから悲恋しか予感できない設定だ。それでも最後は彼女への愛情と彼女の死を通して自分の人生を見つめなおす、ということでなんとかバランスする。 . . . Read more

パンデミック前夜

2009-09-26 | 世の中
ベトナムのオフィスでインフルエンザの疑いのある社員が続出した。緊急処置として、オフィスの一部のフロアを閉鎖し、在宅勤務に切り替えた。H1N1かどうかは定かでないが、この時期のインフルエンザだからまず間違いないだろう。H5N1でないことを祈ろう。 真夏のインフルエンザは秋のピークに向けて感染が広がっている。どうやら止める手段はなさそうで、個人の注意とワクチンの完成を待つしかない。 警察、消防、自衛隊 . . . Read more

テニス:軸足と効き足

2009-09-24 | 生活
テニスの場合、フォアは右足、バックは左足を軸足として体重を受け止め、体の回転と体重移動でボールをヒットする。 右利きの人は左足が利き足なので、理屈の上ではバックのほうが安定して打ちやすいはずだが、普通はバックが苦手の人が多い。おそらく体の左側に飛んでくるボールを打ち返すことに慣れていないからだろう。慣れると逆にバックのほうが左足を軸として体が自然とねじれ、手打ちにならないはずだ。 反対にフォア . . . Read more

利尻昆布

2009-09-22 | 旅と食
「利尻昆布」は利尻島で採れた天然物の昆布だと信じてしまうが、実は「利尻昆布」には島物(利尻島産)と本島物(稚内など北海道北部産)があり、しかも天然物と養殖物がある、ということを利尻島を旅した時に聞いた。当然、利尻島産の天然物が一番値が張り美味しいような気がするが、素人が区別するのは容易でない。これまた当然、養殖のほうが収穫は安定しているので天然物の漁と組み合わせることもあるようだ。 漁業権は厳格 . . . Read more

学習の方略

2009-09-18 | 言語と身体
物事を継続的かつ効率的に学ぶことはそれ自体が能力や経験を要することだと思う。学びの方法や探求の手順は体系があるようでない。How-Toはあっても体系的でないことが多い。じゃあ、君はどんな勉強方法だったのかね、と問われても自信をもって答えられない。 なんとなく思うのは、知識や経験のネットワーキングがカギではないか、ということだ。関連性のない情報は素通りしてしまい、知恵にも知識にもならない。関連性とは . . . Read more

責任の取り方

2009-09-17 | 世の中
「責任をとる!」といえば、辞任することで済んでしまうのが昨今の政治家だが、昔なら切腹になる。サラリーマンが会社を辞めさせられることの方が余程キツイ。 責任者は仕事や決断にコミットしている訳だから、責任をとるというなら、その世界から足を洗うことだ。一国の首相経験者がゾロゾロと野党の議員に名を列ねることほど見栄えの悪いものはない。せめて新しい民主党政権の首相は政界引退を賭けて政りごとを遂行してもらい . . . Read more

傷つけあう理由

2009-09-16 | 世の中
困難な状況に追い込まれたとき 個人の間で紛争が起きる。 例えば満員電車での喧嘩。物理的、精神的限界に近くなると、一触即発の状態になる。つまりロジックや常識では支えきれなくなってしまい、感情が表面化し実力行使にでるしかない環境である。 もちろん個人の忍耐力には限界がある。だから些細なことでも感情のぶつかり合いや個人攻撃が起きる。それでもそれが自分には正当なロジックや常識だと思っているところが問題で次 . . . Read more

社会規範と多様性

2009-09-15 | 世の中
人間は社会的動物だ、と言えば聞こえはいいが、本能が退化した動物だ、と考えたほうがいい。本能が退化したから社会が必要になり、ルール=社会規範が必要になった(「唯幻論」の岸田秀のウケウリ)。もとより完璧な社会の制度やルールはない。だから様々な社会が存在する。 人間も多様なら社会も多様で、最低限のルールを決めて、あとはお互いの違いを認めあうしかない。社会の文化はこの最低限のルール(法律+常識・道徳)の . . . Read more

国民宿舎 サンライズ九十九里

2009-09-13 | 旅と食
東金・九十九里道路から波乗り道路に合流するジャンクションの横に国民宿舎「サンライズ九十九里」の建物がある。海に向かって凸向きに湾曲した逆台形の建築物は目を引く。何度もジャンクションを通過しているのに、これまで縁がなく立ち寄ったこともなかった。 昼過ぎに到着して無料貸出しのレンタサイクル(要予約)で九十九里沿いの国道を片貝方面に向かい、イワシの料理屋や加工場を横目でみながら、約1時間で九十九里ハー . . . Read more

ドバイみやげのDate(デーツ)

2009-09-11 | ビジネス
中東ドバイに赴任している元上司の英国人がVacationで日本に来てオフィスに遊びにきた。みやげにDatesのドライフルーツを買ってきてくれた。DateはDate Palm Treeともいい、シリア原産のヤシ科ナツメヤシ属の高木で西アジアではその実は豊穣と生命の象徴とされる。クレオパトラが美貌と若さを保つために好んで食べたという説もある。 そうだとすると貴重品だ。 「沸騰都市」の一つと言われてい . . . Read more

企業倫理と個人倫理

2009-09-10 | ビジネス
「倫理」というと昔の高校の科目を思い出すのは年寄りの証拠だろうか。なんとも取っつきにくい教科だったと記憶する。会社で倫理と言えば、Ethicsのことで、企業倫理と言った方が通りがいい。 企業倫理が問題になるエリアは幅広い。粉飾、偽装、贈収賄、談合などの企業犯罪から、利益相反、虚偽記載、虚偽申告、カラ出張、カラ接待など個人と企業の関わりの中で個人の倫理観が問題となるケースまで多種多様である。 「嘘は . . . Read more