新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

翻訳語の日本人の思考に対する影響

2006-03-21 | 言語と身体
西洋概念の導入ために翻訳語をつくったのが日本であったが、その結果は西欧文明の摂取を早めたという肯定的側面だけではなく、日本語の概念が消化不良の翻訳語の導入によって混乱するという否定的側面をもたらしてしまったのである。 . . . Read more

日本語における翻訳語の導入と位置づけ

2006-03-21 | 言語と身体
明治以降日本人が漢語を工夫して翻訳語を作り出し事は、日本の近代化(西洋化)に計り知れない影響を与えた。その影響は、単に一部の高級概念にとどまらず、学校義務教育の普及を通じて、きわめて短期間のうちに広く国民大衆の間に定着していったのである。この事によって日本語は和語と漢語の上に翻訳語と外来語が重なり合った世界でも類を見ない言語に生まれ変わったのである。 . . . Read more

日本語の語彙構造の特色

2006-03-05 | 言語と身体
多くの言語は多かれ少なかれ他の言語の影響を受けて進化してきているが、日本語の場合、決定的な出来事は、中国からの漢字とそれに伴う中国文化の影響と、明治以来の翻訳語と外来語による西洋概念の導入の影響であろう。日本語の語彙構造を論じるとき、これらの外国語概念がどのような役割と位置づけを担っているのかを検討する。 . . . Read more

思想家ロレンスの主張

2006-03-04 | 世の中
ロレンスが自分たちの時代が「悲劇的」であると考える理由は、その醜い機械工業文明と、それに伴う人々の感性の衰え、金銭欲、快楽主義のはびこり等である。 . . . Read more

サピア・ウォーフの主張と論点

2006-03-04 | 言語と身体
本論では、翻訳不可能性問題の論証するにあたり、「サピア・ウォーフの仮説」における言語概念の相対性の主張と論点を再考し、仮説の主張と翻訳不可能性問題のつながりを論じる。 . . . Read more

唯幻論と唯脳論 (2006年3月3日)

2006-03-03 | 言語と身体
人間はブレーキを失って狂った天才サルなのかもしれません。 . . . Read more