新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

Critical Operating Tasks

2008-11-28 | ビジネス
12月はそれでなくても忙しいのに、たいていの外資系企業は年度末になる。世界中の子会社の決算を同時期に執り行うわけだから、これは大騒ぎにならざるを得ない。 同じ時期に今期の人事考課も行うのでなおさら大変だ。ここで来年の決算賞与と昇給がほぼ決まる。決算賞与はVC:Variable Compensationと呼んでる。つまり業績連動の変動ボーナス。この部分を増やそうという策謀に対して陰ながら抵抗してい . . . Read more

市販目薬事情

2008-11-27 | 生活
カスミ目(つまり老眼)が気になるようになってから、色々な目薬を試してきた。オーソドックスなのは、「ビタチャージ」とか「スマイル40」とか。充血が気になるなら「バイシン」。「キターッ!」と、すっきりするのは気分だけで効果は疑わしい。 最近、眼科薬が市販されるようになってきた。試しているのは「サンテメディカル10」。ちょっと高いが確かに効果はある。パソコン仕事や携帯メール中毒の方にはお勧めである。た . . . Read more

パンデミック・プラン

2008-11-25 | ビジネス
政府の肝いりで大手企業や自治体や省庁でパンデミック・プランが作成されている。中身を見るともっともらしい内容でマニュアルが仕上がっているが、本当に有効なプランか疑わしいことが多いように思う。 たとえば、通勤が困難になった場合には在宅勤務をすることになる。なるほどそれはもっともだが、考えてみてほしい。首都圏の企業の多くが従業員の在宅勤務を始めた場合、光ファイバー回線やADSL、電話や携帯電話などあっと . . . Read more

健康増進センター

2008-11-24 | 生活
白井市役所に健康増進センターが併設されている。エアロバイク、ウォーキング・マシーンやウェイト・トレーニングの機器があり、一回300円で利用できる。差し当たり安い投資(税金の回収?)でメタボ改善策を実行できると思い、日曜日の昼食後に白井市のホームページを覗いてみると初回は講習会をうけることとある。次回は日曜日の2時から3時とある。大急ぎで電話をすると一回5名のところまだ空きがあるという。健康増進セン . . . Read more

東莞から見える世界

2008-11-21 | ビジネス
深せんから車で1時間強で加工貿易の基地、東莞に到着する。深せんに比べると小振りな町だがその分物価も安い。ホテルの部屋代はほぼ深せんの半額。ホテルの窓から外の景色を覗くと山に囲まれ緑も多い。正直、美しい街並みとは言えないが。 この町の住人は9割が地方から出てきたワーカーで、その多くが企業で用意した寮で生活しているという。日本の企業も100社以上が東莞に進出している。大抵は日本人が一人駐在して現地の . . . Read more

深セン:都市の匂い

2008-11-20 | 旅と食
何度か訪れた深センの街は巨大な経済特区で今も膨張を続けている。何日も滞在していないのに偉そうなことは言えないが誰もがもつ印象は無機的な都市ということだろう。都市としてのインフラと機能は整備されているが、潤いや歴史的に積み重なったものがない。近いところでいうと筑波の学園研究都市やニュータウンも近いものがあるが、深センはもっと巨大であるだけにその無機質感に圧倒される。もちろん都市はすべて人間が人工的に . . . Read more

ひとこと川柳 2008 Part-9

2008-11-19 | 世の中
「レジェンドも霞むシリーズ巨人かな」(11月10日) 「ビッグスリー、オバマの助け待ちわびる」(11月11日) 「”震災がチャンス”は正気か商魂か」(11月12日) 「景気にも票にも足りない給付金」(11月13日) 「三田・日吉、クサは馬場にも駆け巡る」(11月14日) 「伊達さんの如く復活、夢に見る」(11月15日) 「G20寄れど同床異夢の会」(11月16日) 「成田から蛇口へ通勤連絡船」(1 . . . Read more

香港空港から蛇口

2008-11-18 | 旅と食
初めて香港空港から蛇口へ向かうフェリーに乗った。月曜だからなのか深せんや東莞の会社や工場に向かう日本人のビジネス関係者が多い。 香港空港に13:50に着陸して、E2(最近カウンターが変更になった)でフェリーのチケットを買うのに並び、E1ゲートで手荷物の検査で並び、飛行機と同じ出発ロビーに入り、空港敷地内のフェリー埠頭へ行くバスの10番ゲートで並び、やっとフェリーに乗り込んだのは15:30だった。一 . . . Read more

Chateau de Cartillon

2008-11-18 | 旅と食
今年は香港と深せんへの出張が当たり年らしい。。。久々に貯まったマイルでアップグレードしてもらうと、ANAのビジネスクラスのワインが入れ代わっていた。ちょっとベジタブル香がする素朴な風合い、というのだが、確かに果実香プラス何か落ち着いた香りがする。上品な飲み口のミディアム・ボディ、とでも言うんだろうか。 Chateau de Cartillon Haut-Medoc Cru Bourgeous 2 . . . Read more

ロゼッタさんからコメント

2008-11-17 | 世の中
「私も17、8年くらい前ですが、ネパールの男の子のフォスターペアレントをやっていたのですよ。その後、報告書の和訳のボランティアを。今は難民を救う会で、ミャンマー人の難民に日本語を教えているのですが、都合がつかず最近休みがちで反省です。ではまた。」 金だけでなくて行動が伴っているところが偉い! . . . Read more

遮熱の時代

2008-11-17 | ビジネス
ビックサイトのジャパン・ホームショーを訪問した。今年は遮熱・断熱特集が組まれ、関連製品を製造している企業が一堂に会した。温暖化が進み、エネルギーコストが長期的に上昇傾向で、住宅やビルの構造で空調効率を改善し、少ないエネルギーで快適な居住空間をつくりあげることが求められている。 断熱は主に冬場の熱損失を減らすことに主眼があり、高断熱・高気密住宅は技術的に成熟してきている。問題は断熱性を高めると夏場 . . . Read more

ウガンダからの手紙

2008-11-16 | 世の中
フォスター・ペアレントをはじめて10年以上になる。最初はネパールの女の子、次は中国の山間部の男の子、そして今はアフリカ・ウガンダの10歳の女の子で6歳の時からだからもう4年の付き合いだ。もちろん経済的に恵まれない地域や子供たちの援助が本来の目的だが、むしろ彼らの現実の生活を知り成長を見て、こちらはこちらなりに生き抜かねばと思う。慈善や支援というのはおこがましくさえ感じる。感覚的にはペンフレンドに近 . . . Read more

負の連鎖:「ブラックホール」経済

2008-11-14 | ビジネス
金融不安で景気が悪くなると、一挙に負の連鎖に突入する。 膨張するバブルの反動で言うなれば膨張した恒星が瞬時に「ブラックホール」に収縮するようなもので、理由も無く何もかもが収縮して飲み込まれる。業績が良い会社も悪い会社も関係ない。とにかく「ブラックホール」に飲み込まれたら一貫の終わりなので、飲み込まれないように必死に逆噴射して抵抗する。先々のことはとりあえず棚上げで全社一丸で目先の「ブラックホール」 . . . Read more

「カビ茶」の効能

2008-11-12 | 生活
プーアル茶は別名「カビ茶」と言われる。発酵させているので風味が落ちることはないので長期保管できる。カビがついているので一度目のお茶は捨ててカビを落とす。それを知らずにカビ臭いお茶だとずっと思っていた。杭州を旅行した時にプーアル茶のいれかたを教えてもらい、ちょっと高価なグレードのプーアル茶を買ってしまった。15秒毎に小さな急須に一杯づつお湯を入れていただくのが本格的。不精なのでつくりおきしておいて、 . . . Read more

通勤快読:「プリンシプルのない日本」白洲次郎

2008-11-11 | 世の中
「プリンシプルのない日本」(・新潮文庫) 「風の男」としてクローズアップされた白洲次郎のエッセイ集。主に当時の文藝春秋に掲載されたらしい。白洲は戦後日本の立ち直りに大きな役割を果たしたという。吉田茂を補佐してマッカーサーと互角に渡り合ったりしたらしい。 戦前にオックスフォードで学んだだけのことはあり、終戦直後の日本とは思えないほど現代的な問題意識と明快で切れのある文章はこの人の才覚と人間の大きさを . . . Read more