新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

恐怖のATM

2009-02-27 | 生活
宇都宮の工場に出張で出掛け、昼休みに近くで現金を引き出すべくA銀行のATMを利用した。 8万5千円を引き出したかったのだが、2センチ程の厚みの札束が目の前に現れた。マズイ!85万円と間違えてしまったか!と思い恐る恐る札束を持ち上げると、なんと全部千円札ではないか。慌てて預け入れの操作をしようと思ったが、A銀行は地方銀行なので都市銀行のM銀行のカードで預け入れができない。インターフォンで文句を言うと . . . Read more

外資のカレンダー:China Time

2009-02-26 | ビジネス
上海のアジア太平洋地区本部を中心に仕事をすることになると一時間の時差が微妙に影響する。China Timeである。たとえば午前中の電話会議が昼休みにかかることが多くなる。すると昼食は13時までお預けか、Take-outで食べながらの参加となる(テレビ会議では気がひけるが相手が見えない電話なら問題ない)。 夕刻も17時過ぎに追い込みの電話やメールが多く、こちらは残業や帰宅途中のブラックベリー・メール . . . Read more

「瀬戸の魚島・出世寿司」

2009-02-25 | 旅と食
久しぶりに四国、高松に飛んだ。仕事を終えて羽田に帰る機中で「瀬戸の魚島・出世寿司」の空弁を夕食がわりにいただく。840円。醤油、味噌、味醂で味付けした椎茸煮やとろろ昆布を焼いた鰆(サワラ)とごはんの間に挟み込み押し寿司にしている。さすが高級魚の鰆である。我が故郷、紀州の秋刀魚寿司とは趣が違い、手がこんでいる。鰆とごはんに煮汁が染み込み香ばしい。 以下空弁の能書き: 「鰆は、縁起のよい出世魚と呼ば . . . Read more

マインド・マップとフィッシュ・ボーン

2009-02-24 | ビジネス
トニー・ブザンが考案したマインドマップの考え方は一見思考の整理方法の類型に見える。同じようなものにフィッシュ・ボーン(魚の骨のように背骨から枝分かれさせて分類して考える)がある。この二つの違いは何か。 フィッシュ・ボーンがデジタル的な論理思考の整理に主眼を置いているのに対して、マインドマップはむしろアナログ的感覚を重視しているように思う。フィッシュ・ボーンは単色で直線と文字を使うのに対して、マイン . . . Read more

大人の小道具:エネループ・カイロ

2009-02-21 | 生活
楽天のポイントでエネループ・カイロを購入した。冬物一掃バーゲンで2099円だったのでほとんどポイントでまかなえた。 卵形のデザインは手に馴染み、80グラムなので軽い。スイッチをオンにすると手の内で暖かくなる。ちなみに新型は携帯を折りたたんだような形で充電機能つきだが中味はニッケル水素電池でパワー不足らしい。もちろん高くつく。卵形の旧型は実はリチウムイオン電池なのでパワーも持続力も勝る。欠点は500 . . . Read more

センサー・ライト

2009-02-20 | 生活
家の周りはセンサー・ライトに囲まれている。もともと防犯のためだったが、実用性もある。手元や屋外でスイッチに手が届かなくてもセンサーで自動点灯する。帰宅時間や冬の早朝に出かける時に玄関が暗くて困っていたので手軽な室内用のセンサー・ライトを探していたがなかなかいいものがない。結局インテリヤの店でライトつきの花台を見つけ暗いときだけ人が近づくと点灯するセンサーつきのソケット(三千円以上したが)に付け替え . . . Read more

微粉の季節

2009-02-18 | 生活
春一番が吹くと黄砂が大陸から飛んでくる。時を同じくして花粉症の季節が始まる。アレジオンを服用しはじめる。はじめは時の人である前財務大臣のように酩酊していなくても眠気を催すことになる。2-3日すると概ね症状は落ち着き、アレジオンを一日一錠とインタール目薬だけで何とかしのげるようになる。眠気もそれほどではない。 アレルギー性鼻炎は人によって反応物質が異なるが、自分はストライク・ゾーンが広い。スギやヒノ . . . Read more

Short Term Incentive

2009-02-16 | ビジネス
昔はボーナスが夏2か月、冬3か月で固定されていたので、外資系らしくほぼ年俸制という感覚だった。それが崩れて徐々にボーナスの4か月分が月給に配分され、1か月分は変動ボーナスに組み入れられた。会社全体と事業部成績に個人の成績を掛けたり足したりして、金額をはじき3月に支給される。これをVariable Compensationと呼んでいたが今年からShort-Term Incentiveと呼ばれることに . . . Read more

希望の経済学

2009-02-12 | 世の中
経済の基本は需要と供給である。これは物やサービスの側面とリソースたる人材にも当てはまる。国家経済が安定的に成長発展するためには、物やサービスに対する競争力があると同時に、人材に対する競争力も必要だ。 物の生産に対する競争力は世界的競争にさらされる。サービスもアウトソーシングが可能になってくる。最後に残るのは知的財産と人材である。人材が物を言うのは、教育であり、科学であり、発明であり、開発・改善で . . . Read more

ワークシェアリングかリストラか

2009-02-10 | ビジネス
自動車メーカーを中心にワークシェアリングの導入議論が盛んだ。非正規従業員の削減が一段落し、今度は正社員を対象としたコストダウンの第2幕ということだ。雇用状勢に関する週末のNHKのテレビ番組では視聴者が議論に参加し、圧倒的にリストラよりワークシェアリングを選択していた。雇用を最大限の維持すべきというロジックはもちろん誰もが共感をもてるから当然だ。 しかし企業がワークシェアリングを選択する場合は、注意 . . . Read more

サラリーマンの「終わりの美学」

2009-02-09 | ビジネス
企業は65歳までの雇用延長政策を受けて、大方は60歳定年を維持しながら1年毎の再雇用という制度を導入している。実質、定年延長と思われたこの制度は法律的には期限のある「契約社員」雇用であり、お互いの解約の自由度が高い仕組みになっている。企業業績に余裕のある時はいいが、昨今の世界金融不安の影響で派遣社員や期間従業員の削減が始まると、影響はこれらの「再雇用社員」、つまり定年後の「契約社員」に及びつつある . . . Read more

サプリメント頼み

2009-02-08 | 生活
出来るだけ食事から栄養を取り入れてサプリメントに頼らないのが理想的であることはよく分かっている。しかし分かっていても、神頼みのようにサプリメントにすがるのは意志が弱いからかもしれない。 目が良くなるとか言ってブルーベリーやルテインも試したが効果は現れなかった。銀杏の葉が記憶力の減退防止にいいというのも効果がなかった。EPAやDHAの類いも試すがはっきり効果を実感できないままボトルが空いた。 ここの . . . Read more

匿名性とパニック

2009-02-06 | 世の中
火のないところに煙はたたぬ、と言われるが、実際に煙りもないのに火事だと騒ぎ立てることがある。実名ならそんな無責任なことはできないが、匿名ならイタズラ半分でデマが火を吹く。ブログ炎上で逮捕者まで出てしまったが、捕まえてみると恐ろしく普通の人たちの書き込みであることが分かるだろう。人間の暗い面は誰もが持っているものだが匿名性によって表出してしまうことがある。そしてそれがネットで連鎖してしまう。感染爆発 . . . Read more

プラットフォームとSBU

2009-02-04 | ビジネス
いわゆるSBU(Strategic Business Unit)はGEに始まるらしい。事業をマーケットや製品毎に集約して一元的ビジネス管理を行うことがその目的である。SBUは単一もしくは同類の製品群をマネージするのでその範疇では強みを発揮することができる。特に短期的成果を求められるときは機動力を生かして結果をだす。ところが問題もある。 1.企業の他の事業との連関が薄れること。これはビジネスそのも . . . Read more

「やりがい」と成果

2009-02-02 | ビジネス
「やりがい」のある仕事ができて成果も上がり、それがきちんと評価されればサラリーマンとして言うことはない。 しかし「やりがい」と成果、評価は必ずしもシンクロ(同期)しないので厄介だ。成果と評価は企業の中で同期すべき事柄だが、「やりがい」は必ずしも企業の最大関心事とは言えない。 また「やりがい」があっても組織的な方向とズレが生じてそれが成果(特に短期的成果)と結び付かないことが多い。そうなると、個人は . . . Read more