新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

ILC 国際語学センター、神保町の頃

2007-11-25 | 生活
溜池山王近辺を歩いているとILC 国際語学センターの看板を見つけた。30数年前の記憶がよみがえってきた。。。 大学2年のころ、思い立って英会話を習おうと決心した。第二次オイルショックの後で先輩たちは就職に苦労していた。学業成績ははかばかしくないので、一流企業は望めないにしても、せめて英会話でもできれば喰うに困ることもないだろうと安易に考えた訳だ。英語そのものは好きでも得意でもなかったから、動機は . . . Read more

文学と温泉の街、松山・道後(その3)

2007-11-25 | 旅と食
最終日は市電で足を延ばして、ひっそり佇む種田山頭火のツイの棲み家、一草庵をまず訪れた。いかにも山頭火らしく質素な佇まい。 続いて、松山市駅近くの子規堂に向かった。子規の俳句、絵画、書、が展示されている。入場料50円だが照明もなし。36歳で亡くなった子規の生涯を暗く偲ぶ。 昼食に名物の五色そーめんと鯛めしを賞味し、最後の買い物をした。買い物は土産物なら道後温泉商店街だが、洒落たものは大街道(おおか . . . Read more

文学と温泉の街、松山・道後(その2)

2007-11-25 | 旅と食
翌日は松山東急インに宿を移した。道後温泉本館・神の湯入浴券(400円)、市電・循環バス一日券(300円)付ネットプランで、市内を回った。要所要所には「坊っちゃん、マドンナ、官憲ボランティア」が案内役を務めたり記念写真に一緒に収まったりしてくれる。 まず松山城にロープウェーかリフトで登り、天守閣を目指す。堅守と機能美の砦も雷火と幕府の圧力には弱かったらしい。 ちなみに松山の幕末は悲劇:勤王派土佐藩に . . . Read more

文学と温泉の街、松山・道後(その1)

2007-11-25 | 旅と食
晩秋に初めて伊予の国、愛媛・松山・道後を訪れた。ANAの旅割でフライトを押さえ、宿も楽天トラベルで予約したが、どちらもかなりな混みようで苦労した。 まず道後温泉まで空港リムジンで直行し、温泉宿の道後館で荷物を置いた。ネット予約で経済的で気楽ななレストラン食コース、和食料理は夕食も朝食も逸品だし、単純アルカリ泉のお湯もいいし、部屋もきれい。久々の一流旅館だ。 まずは温泉町の商店街に出かけた。 °砥部 . . . Read more

大人の小道具: マグネループ

2007-11-19 | 生活
頭痛に打開策がないまま、それでも出来るだけストレッチしたりして身体に疲れを残さないように気をつけていると、そのうち妙なことに気が付いた。首を大きく左に曲げると頭痛の波長が変わる、音でいうと高い音になるのである。シーンという音ではなくミーンとかピーンとかいうようになる。ということは首周りに問題があるのかもしれないと思い、意識して首を動かすようにすると、いくらか頭痛の程度が和らいだようなきがして楽にな . . . Read more

頭痛との長い付き合い

2007-11-18 | 生活
四十半ば頃から耳鳴りらしきものを波状的に感じるようになった。夜、寝るときにシーンというような音が聞こえるのだ。しかし、程なくしてそれは外部からの音ではないことに気が付いた。すぐに収まるだろうと思って放置しておいたが、なかなか症状は無くならない。むしろひどくなり考え事をするのも億劫になる。意を決して耳鼻咽喉科でみてもらったが、聴力テストでは20歳台の耳と言われ、それでも苦痛を訴えると、「加齢現象です . . . Read more

香港の予感

2007-11-14 | 旅と食
何年ぶりかで香港に出張にきた。 30年前、初めての海外出張が香港だったが当時はまだ中国返還前で中継貿易の拠点として、またブランド品のショッピング天国として繁栄していた。まさにアジアの中で一際輝きの眩しい都市だった。多くの外国企業の中国進出の拠点も香港にあり、ほとんど唯一の中国本土への経済的窓口であった。そしてアジアの四龍(エズラ・ボーゲルによると確か韓国、台湾、シンガポール、と香港)の一角として中 . . . Read more

セコムしてますが。。。

2007-11-13 | 生活
空き巣騒動のあと、あれこれ防犯対策を打ったり、戸締りに神経を使うようになった。しかし、それだけでは安心できなくて結局、警備会社とホームセキュリティーの契約をすることにした。物を盗まれることがイヤというよりも、窓を割られ、部屋に入り込まれ、あれこれ見て回られるのは、できれば今回限りにしてほしい。もちろん、もっと危ない眼にあうことを想定すると、自分で気をつけるだけでは限界を感じてしまった。 話を聞いて . . . Read more

漢語再三入門

2007-11-12 | 言語と身体
ボケ防止に中国語を勉強している。言語は使う環境にないと習得は難しいのは分かっているので、高望みはしていないが、やはり上達しないのは悔しい。だから中国出張帰りに思い出したように勉強しはじめる。忙しさにかまけてまた途切れる。この繰り返しである。 中国では中国語という呼び方は一般的ではない。多民族国家なので厳密には中国語は存在しない。我々が中国語と呼んでいるのは漢民族の言語、すなわち漢語である。だから中 . . . Read more

記憶力向上の秘訣

2007-11-09 | ビジネス
歳をとると物忘れがひどくなる。加齢現象だからある程度は仕方がない。しかし人間誰でも見かけも中身もアンチ・エイジングしたがるものだ。だから脳トレ・ソフトがヒットしたりする。 脳科学からみると記憶力を向上させるには以下の方法に効果がみられるらしい。 1.間隔を空ける (休憩を取りながら、断続的に覚える、昔、かじったことをやり直してみると以外に簡単だったりする) 2.覚えたらすぐ寝る (夢を見る事で . . . Read more

怪我の功名ー ダイナブック編

2007-11-08 | 生活
空き巣が唯一物理的危害を加えたのは東芝のA4サイズのパソコン、ダイナブックEX11524CDEだった。なぜか液晶ディスプレイを支える左の蝶番が外れてしまったまま机の上に置かれていた。起動やファイルに問題はなかった。 これは我が家でしばらく謎だった。なぜこれだけ壊したのか、なぜそのまま持っていかなかったのか。。。ところが買った電気店のパソコン・クリニックに修理に出してみたらその謎はあっさり解けた。こ . . . Read more

「新しいボスを迎えるとき」

2007-11-05 | ビジネス
新しいボスを迎えるとき、また一からすべて説明しなければいけないのかと思うと気が重くなる。そんな時、この文章を思い出す。 「たいていの人にはボスがいる。 いいボスもいれば、いやなボスもいる。… どんなにクセのあるボスでも長年一緒に仕事をすると、相手の心理や要求、癖などがわかるようになり、仕事もうまく回るものだ。車でいえばギアが五速にはいった状態だ。ボスが代わると、ギアをまたローに入れ直すので負荷は . . . Read more

シネコン通い

2007-11-03 | 生活
「Always、続・三丁目の夕日」を観た。続編にしてはイイデキだと思った。ストーリーの構成はともかく、前作以上に昭和30年代の情景がきめ細かく再現されているのが見ものだ。舞台は当時の東京だが当時の日本の町は概ね似たようなものだ。だから多くの中高年の郷愁と共感を呼ぶ。 その前は「HERO」を観た。こちらはストーリーは理屈抜きで楽しめた。 と言うわけでちょくちょく映画を見るようになった。以前は千葉ニュ . . . Read more

浦東の憂鬱

2007-11-01 | 旅と食
先週中国の上海オフィスが准海路から浦東に移転した。聞いてみるとわが社に限らず多くの外国企業が浦東地区に移転中だ。社員が急速に増えて中心街ではコストは高いし今後のスペースも確保できないのだ。准海路などの中心街は言わば銀座や日本橋のようなもので、デパートなど商店街やレストランが溢れていて買い物や食事に困ることはない。何より上海のオフィスで働く若いサラリーマンやOLにはファッショナブルな街のオフィスに通 . . . Read more