S56製作所

ナハフ11のベンチレーター別パーツ化

先日導入したKATOの10系客車ですが、結構前からある製品のためベンチレーターが屋根と一体型になっています。


今持ってる旧客で唯一ベンチレーターが一体になってるので、今回は試験がてらナハフ11のベンチレーターを別パーツ化したいと思います。


ということで作業を始めます。


まずは床板から車体を外した後に屋根を取り外します。
10系客車の屋根は2ヶ所のツメを外した後に屋根をスライドさせて外す構造となっています。
30年前ぐらいの車両は大体この構造となっています。


屋根を外したら、まずは元からあるベンチレーターのモールドをニッパーでカットします。
今回ブレードワンニッパーでカットしましたが特にトラブルもなくキレイにカットできました(このニッパー本来はゲートカット専用なので)
元のベンチレーターはきれいにカットできましたがこれでお役御免です()


次にカットした穴片側3か所に2mm角棒を差し込んで瞬間接着剤で固定します。
今回2種類の工法を試してみるということでこの作業は片側のみとなります。


そしてベンチレーター跡地の穴にエポキシパテを盛ります。
左側はプラ棒で埋められなかった部分を、右側は全体をパテ埋めしました。
ただ小キズを埋めるために上部にもパテを盛りましたがこれだとプラ板をやったかどうかが分かりませんw


パテが硬化したらパテ盛した部分を削ります。
あらかた平滑化したら埋めた部分の中心をΦ1.6のドリルで穴を開けます。
穴埋めをパテのみでやった方は穴開け中にパテが取れるかもという心配がありましたが全くそのようなことはありませんでした。


ちなみに今回使うベンチレーターはKATOの「スハ43 ベンチレーター」になります。
KATOの方がベンチレーター穴が1ヶ所のみなので作業が楽になると思いこれを導入しました。
…なお2袋導入してますw(ちなみに2袋で5両分交換できます)


試しに取り付けてみました。
穴開けの場所が若干目分量なので少しずれてるところがありましたがその場所は穴を少し広げてずれた部分を瞬着で穴埋めしました。


そして塗装に入ります。
まずは捨てサフを吹いてキズや削り残しをチェックし、穴埋めとヤスリがけを行います。
そのあとに再びサフを吹き、キズと削り残しが無くなるまでこの作業を繰り返します。


キズが無くなったら本塗装に入ります。
使った塗料はGMの「ねずみ色1号」になります。
一回普通に吹いてから濃い目に溶いた塗料で砂吹きをしました。
これをすることによって塗り屋根を再現することができます。
今回は末期に見られたグレー屋根にしました。


塗料が乾燥したら屋根を車体に取り付け、ベンチレーターを取り付けて完成になります。
屋根がグレーになっただけですが印象がガラッと変わりました。


未施工のナハ11と並べてみました。
ベンチレーター別パーツ化は結構やったのが分かりますが、それよりも屋根の塗り替えの方が目立つ気がします…


最後に他のグレー屋根の旧客と並べてみました。
手前から今回塗装したナハフ11、オハ47(KATO)、スハフ42(TOMIX)になります。
今回塗装した10系が一番色が薄く、TOMIXの旧客が一番濃いです。
10系客車のグレーは薄めらしいので今回ねずみ色1号を使用して正解でした。

今回旧客のベンチレーター別パーツ化を初めて行いましたが、総パテ埋めの方が工程が少なく、強度も問題なくできたのでこれからはこのやり方で行こうと思います。
ナハフがうまくできたので次はナハも同じようにベンチレーターの別パーツ化を行いたいですが、今度は屋根の色をシルバーにしようかグレーにしようかで悩んでいます…

 では

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「鉄道模型 カスタマイズ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事