志村建設専務の日々坦々

つれづれなるままに…

秋田東通りのN邸2

2022-12-27 17:56:31 | 住宅建築

リビング・ダイニングの内観です。写真は西方設計撮影…綺麗ですね。

 

南面の大きな窓は、採熱・採光の為 もちろん庭の景観も考慮されています。

Nさんは西方作品の熱烈なファンで、たくさんのデザイン要素を取り入れています。

内装素材は地場秋田杉、床板は厚さ30ミリの無垢材。上小節と言っても節はほとんどありません。

東京でこの材料を求めると、目の玉が飛び出る値段になると思いますが

弊社は地元製材所からの直接仕入れ。商社・問屋を通していません。

 

また 天井は無垢の12ミリの杉板目透かし張り。

下地に木毛板を使って吸音効果を高めて、高気密住宅にありがちな音の響きを抑えています。

このような設計が出来るのは、木都能代に拠点を置いているからでしょう。

また素材を上手に施工できるのも、弊社社員大工の腕の見せ所。

東通りの住宅は、すべて棟梁S氏の責任の元での仕事、設計者の厚い信頼もあります。

贅沢な素材の中で暮らせるのも、秋田在住のN氏の幸せですね。


秋田東通りのN邸

2022-12-27 09:31:21 | 住宅建築

最近の作品を紹介しましょうね。

「東通」と言えば、秋田で人気の住宅地となりましたが、

弊社も数軒の、新築住宅を手掛けています。

建築中から結構、不動産・建築の業者から「頑張ってますね」の声がかけられました。

場所柄、目立つのでしょうね。

先ずはビフォーアフターから…

平屋の住宅は、弊社の先代が昭和50年に建てた家。

今回所有者の娘さんが相続。県外在住ですので、今後を弊社に相談に見えられました。

場所や庭、丈夫な家に愛着があって「大事に使ってくれる人がいれば譲っても良い」との話。

弊社不動産部で、更地にして売り出せば高く売れる土地なのですが、

玄関廻りや、庭木や庭石をうまく使ってくれる人を探すことにしました。

西方設計さんから紹介された人がN氏、奥さんの職場が近で好立地ということでした。

 解体工事で出てきた棟札

棟梁は引退していますが、健康で長生きしています。

また庭も解体時に樹木を移動しながら、多くを残しました。

大きな庭石、踏み石等も出来るだけ残しました。

西方設計の婿さんが庭師だそうで、これから今様にアレンジするそうです。

正面の大谷石とヒバの垣根は2台分の駐車スペース確保の為、

半分となりましたが、歩道部分も切り下げゴミステーションも移動しました。

このようにして、世代を越えて仕事が作品が受け継がれてゆきます。

もちろんN邸は西方設計の高性能住宅。施工は志村建設です。