じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

ジョブレス、マイホームレス、マインドレスで不幸せな国民増える

2010-06-12 07:53:49 | 日記
 グラフは、政府が発表した自殺者の推移。平成21年度版「自殺対策白書」
 によると、 '08年の国民の自殺者数は3万人を上回った。
 とうとう、交通事故の年間死亡者を上回る数字になってしまった。

自殺者がふえるのは、国の経済が落ち込んだときである。 グラフでみると、
昭和恐慌、太平洋戦争後、昭和32~33不景気、昭和48年狂乱経済、平成10年平成不況
そして、平成18年からのデフレ不況に自殺者が増えている。このときの社会は
生計を支える世帯主には苦しい時期であり、新しく仕事を求める若者には
つらい時代である。不況によるジョブレス(失業)も辛い。

このように、日本の社会の伝統のほころびからもれ落ちる人たちが次第に
増えているのが現状だ。
生活保護をうけている人が年々増えて、いまや125万人を越えるえるとされる。
嘆かわしいことに、家族で支えあって生きていく姿勢を失った人が多くなっている。
マイホームを大事にする気概が国民の間に次第に消えている。私はこれを
「マイホームレス」と呼んでいる。

結婚しない若者たち、働く意欲を見せないニート、子供がいるのに簡単に
離婚する無責任夫婦、親子で支えあう気持がない家族、取り残される高齢者
と独居老人など、社会との連帯とつながりを持とうという気が失せたマインドレス
の人がふえた。生徒・児童の自殺が増えているのも、助け合う精神(マインド)の
欠落を示すものとして、注目しなければならない。精神的な不幸を抱えた国民が
増えつつあるということである。

悲しいことに、右肩上がりのグラフは経済状態だけで説明がつかない
社会現象をあらわしている。厚生労働省の発表によると、向精新薬の使用による
影響で自殺者が増えているということである。背景に「うつ病」に苦しむ人の
増加があげられている。これは社会現象である。

自殺自殺防止に即効薬はない。常時相談を受け付ける「お助け機関」も必要だが
マインドレスが横行しているこの社会現象をかえる運動が必要である。
社会保障の整備と相談室を整え、精神科の医師を増やすだけでは解決できないし
また、お金だけでも解決できない社会問題であると思う。皆さんどう考えますか。

私の身の周りにこういった問題を抱えたひとが、次第に増えてきている。
「なんとかせんといかんばい」と考えています。今日、地域の老人クラブ
「いきいき会」に2千円の年会費をもって入会申し込みをしてきました。
老人は助け合おうの実践を考えてのことです。どんな奉仕ができるか
家内に見ていて欲しいとおもっています。

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