じいちゃんのつぶやき

生涯学習のつもりでブログを始めました

思いやられるこの家族の行く末

2010-06-08 15:51:48 | 日記
九十歳近いじい様が胃癌の手術をうけた。術後のことを考えて
現金と金目の物を、超高齢の姉様に預けた。 
手術応諾の署名人の次男が心配して「お金はどのくらいあるの」と
たずねたところ、「お前の知ったことではない」と教えてくれなかった
そうである。

奥さんに預けたのであれば「知ったことでない」で済ませてもかまわないと
思うが、茶道指南をする矍鑠たる奥様には絶対内緒にするというのであるから
一体このじい様は何を考えているのだろうか。

手術が失敗したらどうなるのか、姉様も高齢だからお金を預かったまま
一大事がおこらないとも限らない。姉弟の間でお金の額を間違えずに受け渡しが
できるだろうか。

わたしも余命が少ない伯母からお金を預かり、とんでもない迷惑をこうむった
ことがある。金額の単位が一桁違っていた。10倍も違うとえらい差額になる。
こんなときに、親戚筋がうるさい。私の場合、伯母の葬式を済ませる立場で
あったので、何とか済んだのだけれども。
お金の預け相いは姉弟であっても、所帯が違うときはやめたほうがよい。

所帯が違う娘に金を預けなくていいから、自分の葬式を挙げてくれる人に
金額と保管している場所を教えるぐらいはした方がいい。これに似た話しを
私はもうひとつ聞いている。

ところで、このご夫婦は徹底した秘密主義の人たちで、奥様はご主人が入らない
ように鍵付きの部屋を持っている。金の茶道具か国宝級の茶碗でも持って
いるのかよほどの資産があるのだろう。
じい様は、もちろんばあ様のへそくりは知らない。

長男は親よりも既に先に身罷り、次男はあきれかえって嫁の実家に身を寄せる
予定にしているし、娘は他所に嫁いでいる。

このご夫婦の近い将来はどうなるのであろうか。
夫婦が相助け合わなくて、幸せな終末は望めない。
この話しを聞いて、私はけったいなご夫婦のこれからを考えたくない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿