Day 2:11月22日(火)
部屋ではジュースを飲んだだけで外出、近くのバールでブリオッシュ(フランスのクロアッサンの中にクリームやジャムをしまいこんだもの)とカプチーノという典型的なイタリアンの朝食。ストロッツィ宮殿という中性の建物の中のシックなカフェは中々に赴きのあるすてきなバール、カプチーノは日本でも見るように、表面をデザイン的にきれいに仕上げてくれた。
今日の目指すところはサンマルコ修道院、家内が大好きなフラ・アンジェリコ(私も好きだが)の壁画を見に行く。今回の旅行の一番の目的。修道院は、外観は特に目立つものではないが、入ると直ぐに緑の中庭があり、周囲の回廊がいかにもというイメージどおり。全ての部屋の展示を見たが、なんと言っても『受胎告知』、これは素晴らしい。話には聞いていたし、写真も何度も見ているが、壁画の実物の素晴らしさは言い表せない。ツーリストの閑散期だったことも幸いして、ゆっくり&じっくりと鑑賞することが出来た。聖母マリアと天使ガブリエラの絵は多いが、この絵は二人を優しく描いている。色使いも穏やかで優しい。想像していたよりも大きいものだったので、離れて見たり、近寄って見たり、色々な位置から鑑賞が出来て、どこから見ても素晴らしく十分に満足した。唯一残念なのは、修道院内は一切撮影禁止なこと、壁画ばかりでなく、院内の様子など撮りたいものが多数あったのに撮れなかったことが残念。(写真はどちらもネットから)
ここで驚いたのは、『受胎告知』以外にも壁画があふれていたこと。大きな壁の壁画もいいいが、cellaと呼ばれる6畳程度の小部屋、多分、修道僧たちの個室なのだろうが、各部屋に壁画がある。部屋の修道僧の依頼で描かれたものだろうが、血を流す十字架のキリスト図が多かった。日々、その壁画を見ながら祈り暮らしたんだろうな。
サンマルコ修道院を出た足で、Il Papiroというマーブル紙のお店に行く。昨日チェックインを手伝ってくれたShizukaさんに紹介していただいたもので、家内のもう一つの目的であるマーブル紙作成のデモンストレーションを見学。ここはフィレンツェ市内に5店舗あり、日本人女性が4人も働いているそうで、今日はそのうちの一人のAsukaさんが丁寧に説明、実演してくれた。見学後には郊外の工房で作っているというマーブル紙を、家内は自分へのお土産として何枚も買い込んで喜んでいた。可愛いお店だった。
昼食は人気のサンドイッチ屋さんFratelliで、ツナとアンチョビーのサンドイッチを買い、アパートに戻って食した。店は狭いスペースで二人の店員がカウンター越しに作っているもので、客は列をなして買い求め、多くは道ばたで立ち食いしていた。慌ただしい中で、何とかイタリア語で持ち帰りできるように注文できたことが嬉しい。味は美味しかったが、パンが固く、顎のいい運動になった。
午後はタッセル屋へ、これも家内の希望(笑)。名前は忘れていたが、インターネットで「フィレンツェ、タッセル」と検索すると、昔(11年前)訪ねたお店簡単に見つけられた。情報は簡単に見つけられるが、現物のお店を見つけるのは大変。事前に地図で確かめているのに、中々見つけられない。幸いにも涼しい気候なので汗はかかないが、行き着くまで苦労する。家内による店は昔のままだとか。オーナーファミリーの息子が英語が上手で助かった。タッセル以外にクッションカバーが多数あり、家内の希望のものが店頭にはなかったが、店の裏手のミニ工房で作ってくれるとのこと、明日取りに戻ることで注文しておく。楽しい買い物となる。
夕食は ヴェッキオ橋を渡って直ぐのワインバー Le Volpi e L'uova。ネットで日本人のブログで評判の店、レストランのように遅い開店時間でなく、昼間から開いているのも有り難い。日本の居酒屋のおつまみのように、オードブル的なメニューから、生ハムとサラミの盛り合わせ、野菜サラダ(生野菜に飢えていたので)、クロスティーネ(スライスしたフランスパンにオリーブオイルを塗り、肉をのせてオーブンで焼いた、カナッペのようなもの)で二人の夕食には十分。発泡性のスプマンテに続いて、豊富なワインメニューからトスカーナの赤ワインを3杯いただく。その中で特に気に入った Vino Nobile di Montepulciano 6本を宅急便で送ってもらうことにした。日本人スタッフがおり、日本人客を狙って日本への注文にも熱心な様子。ヤマト運輸の送料がかなりになるが、フィレンツェの思い出のワインで今年のクリスマスは楽しいものになりそうだ。帰りのヴェッキオ橋の夜景も素晴らしかった。
部屋ではジュースを飲んだだけで外出、近くのバールでブリオッシュ(フランスのクロアッサンの中にクリームやジャムをしまいこんだもの)とカプチーノという典型的なイタリアンの朝食。ストロッツィ宮殿という中性の建物の中のシックなカフェは中々に赴きのあるすてきなバール、カプチーノは日本でも見るように、表面をデザイン的にきれいに仕上げてくれた。
今日の目指すところはサンマルコ修道院、家内が大好きなフラ・アンジェリコ(私も好きだが)の壁画を見に行く。今回の旅行の一番の目的。修道院は、外観は特に目立つものではないが、入ると直ぐに緑の中庭があり、周囲の回廊がいかにもというイメージどおり。全ての部屋の展示を見たが、なんと言っても『受胎告知』、これは素晴らしい。話には聞いていたし、写真も何度も見ているが、壁画の実物の素晴らしさは言い表せない。ツーリストの閑散期だったことも幸いして、ゆっくり&じっくりと鑑賞することが出来た。聖母マリアと天使ガブリエラの絵は多いが、この絵は二人を優しく描いている。色使いも穏やかで優しい。想像していたよりも大きいものだったので、離れて見たり、近寄って見たり、色々な位置から鑑賞が出来て、どこから見ても素晴らしく十分に満足した。唯一残念なのは、修道院内は一切撮影禁止なこと、壁画ばかりでなく、院内の様子など撮りたいものが多数あったのに撮れなかったことが残念。(写真はどちらもネットから)
ここで驚いたのは、『受胎告知』以外にも壁画があふれていたこと。大きな壁の壁画もいいいが、cellaと呼ばれる6畳程度の小部屋、多分、修道僧たちの個室なのだろうが、各部屋に壁画がある。部屋の修道僧の依頼で描かれたものだろうが、血を流す十字架のキリスト図が多かった。日々、その壁画を見ながら祈り暮らしたんだろうな。
サンマルコ修道院を出た足で、Il Papiroというマーブル紙のお店に行く。昨日チェックインを手伝ってくれたShizukaさんに紹介していただいたもので、家内のもう一つの目的であるマーブル紙作成のデモンストレーションを見学。ここはフィレンツェ市内に5店舗あり、日本人女性が4人も働いているそうで、今日はそのうちの一人のAsukaさんが丁寧に説明、実演してくれた。見学後には郊外の工房で作っているというマーブル紙を、家内は自分へのお土産として何枚も買い込んで喜んでいた。可愛いお店だった。
昼食は人気のサンドイッチ屋さんFratelliで、ツナとアンチョビーのサンドイッチを買い、アパートに戻って食した。店は狭いスペースで二人の店員がカウンター越しに作っているもので、客は列をなして買い求め、多くは道ばたで立ち食いしていた。慌ただしい中で、何とかイタリア語で持ち帰りできるように注文できたことが嬉しい。味は美味しかったが、パンが固く、顎のいい運動になった。
午後はタッセル屋へ、これも家内の希望(笑)。名前は忘れていたが、インターネットで「フィレンツェ、タッセル」と検索すると、昔(11年前)訪ねたお店簡単に見つけられた。情報は簡単に見つけられるが、現物のお店を見つけるのは大変。事前に地図で確かめているのに、中々見つけられない。幸いにも涼しい気候なので汗はかかないが、行き着くまで苦労する。家内による店は昔のままだとか。オーナーファミリーの息子が英語が上手で助かった。タッセル以外にクッションカバーが多数あり、家内の希望のものが店頭にはなかったが、店の裏手のミニ工房で作ってくれるとのこと、明日取りに戻ることで注文しておく。楽しい買い物となる。
夕食は ヴェッキオ橋を渡って直ぐのワインバー Le Volpi e L'uova。ネットで日本人のブログで評判の店、レストランのように遅い開店時間でなく、昼間から開いているのも有り難い。日本の居酒屋のおつまみのように、オードブル的なメニューから、生ハムとサラミの盛り合わせ、野菜サラダ(生野菜に飢えていたので)、クロスティーネ(スライスしたフランスパンにオリーブオイルを塗り、肉をのせてオーブンで焼いた、カナッペのようなもの)で二人の夕食には十分。発泡性のスプマンテに続いて、豊富なワインメニューからトスカーナの赤ワインを3杯いただく。その中で特に気に入った Vino Nobile di Montepulciano 6本を宅急便で送ってもらうことにした。日本人スタッフがおり、日本人客を狙って日本への注文にも熱心な様子。ヤマト運輸の送料がかなりになるが、フィレンツェの思い出のワインで今年のクリスマスは楽しいものになりそうだ。帰りのヴェッキオ橋の夜景も素晴らしかった。