気ままなひとこと

折々にふれ、思いつくままに、気ままに書き留めるBLOG

吉本ばなな「キッチン」を読みました。

2012-04-11 13:26:31 | 読書
随分と古い本ですが、ブックオフの100円コーナーにあったのを見つけて買ったものです。

1988年の作品といいますから24年も前のもので、何を今さらと言ってもいい本ですが、今になって読んだ理由は、またまたイタリアです!吉本ばななの本が多数、イタリア語に翻訳されていること、イタリアで最も多く読まれている日本人作家であることは、しばらく前から知っていました。最近になって、イタリア語の先生(イタリア人)からイタリア語の本を読むことを奨励されているのですが、先生いわく、日本語で読んでいる本ならイタリア語でも理解しやすい、吉本ばななの本は先生も読んだことがあるのでお薦めとのこと。イタリア語で読むかどうかは別にして、先ずは日本語で読んでみようと思った次第です。

読んでみて、私の好みのタイプの小説ではありませんが、不思議な魅力を持った作家であることは分かりました。繊細で感受性の強い主人公であり、また、そのような言葉遣い・文体なんですね。でありながら、簡単には壊れないような粘り強さを併せ持っているような。ちょと的外れかもしれませんが、デビューした頃の村上龍から激しさをそいだような??

これだったらイタリア語訳本に挑戦できるかな?次回、イタリアへ行ったら本屋を覗いてみます。