まるごとシャケ 秋レシピ

秋と言えば・・・

シャケの季節がやってきました　　　　　

 

今の時期お魚屋さんをのぞくと、

季節の変化を告げるように

ピンク色のシャケの切り身がならび、

そのとなりには、

必ず

一粒一粒橙色に輝いている腹子がならんでおります。

お店によっては、そのとなりに

真っ白な白子も・・・

更にお隣に並んでおります。

 

腹子といったら・・・

言わずもがな

宮城では・・・

 

 

 

 

 

「はらこめし」ですよね。

我が家では皮も一緒に入れ込むので

臭みがお米に移らないように、

いったんグリルでかりっと焼きます。

今が旬の里芋の炊き込み御飯を炊いて

グリルしたシャケを混ぜ込んだら・・・

醤油漬けしておいたはらこを上にトッピングして

更に、

食べるときに

ぱりぱりとあぶった海苔をぱらぱらとかけて

いただきま～す！

 

 

 

シャケのあの美しいピンク色は

皆さんご存じ、「アスタキサンチン」という色素体

トマトや人参に含まれるリコピンやカロテンの仲間で

活性酸素から体をガードしてくれます。

又、寒い冬に向かって、ノドヤ内臓、目など

全ての皮膚の粘膜を強化してくれるので

この時期のシャケは

積極的に食べたい海の食材なんです。

 

 

 

「シャケのフライ」

我が家の息子、焼シャケをあまり好んで食べないので

こうやってフライにしてあげます。

そうすると、ハフハフして　

美味しそうに食べてくれるんですね。

 

 

今回は、

チーズ味のスナック菓子をすりこぎでたたいて

パン粉の代わりに。

シャケとチーズ味は不思議とマッチングするんです。

 

 

 

そして、シャケの白子

たぶん、鱈の白子は、皆さん時々食べるかと思いますが

我が家ではシャケの白子も大好き。

それにね～

鱈の白子＝キクとこちらでは言いますが・・・

キクに比べてものすごくお安いんですよ。

パックにいっぱいのシャケの白子が

２００円以内で買うことができるんです。

 

それで、パックに入っていた白子の半分も

しゃけと一緒に、慌てて揚げることに　

 

ほらね。

慌てて作ったから　

私がいつもするお化粧のように

手抜きで・・・

お粉を叩いたのがすぐにわかりますよね。

こんな感じにパン粉がところどころ剥げてしまいましたが・・・

なかなか白子のフライも

ハフハフとおいしいんです。

 

 

そして残った白子は・・・

翌日、白子のお吸い物にしました。

だしをしっかりととっているので

優しい香りが鼻をくすぐり

汁を一口、口に含むと

だしの旨味が充ち満ちていきます。

白、赤、緑、黒にだしの黄色が加わって

お吸い物といえども

一椀に５色を入れ込みます。

 

そうそう・・・

黒いのはなんだとおもいますか？

 

これは、中華によく使う「黒キクラゲ」

コリコリとしておいしいんです。

白子のホックリ感とキクラゲのコリコリ感が

対比のおいしさで

鍋半分の白子汁が

あっという間に、なくなっちゃいましたよ