竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

十王経 (7) 泰山王(たいざんおう)の巻

2012年11月17日 | 十王経
十王経の今までの経過
5月 7日・・・十王経のあらまし 
5月31日・・・十王経 (1) 秦広王(しんこうおう)の巻   其の一、其の二
6月22日・・・十王経 (2) 初江王(しょこうおう)の巻   其の三
7月16日・・・十王経 (3) 宗帝王(そうていおう)の巻   其の四 其の五
8月14日・・・十王経 (4) 五官王(ごかんおう)の巻     其の六
9月27日・・・十王経 (5) 閻魔大王(えんまだいおう)の巻 其の七
10月24日・ ・十王経 (6) 変成王(へんじょうおう)の巻  其の八

(7) 泰山王(たいざんおう) 七七日 泰山王(薬師如来) 生まれ変わる条件を決定する。

十王経 其の九
・死後の最後の七週間目の事

(満中陰)
死後の七週間目の七・七日いわゆる満中陰 この七・七日にあらわれる王を泰山王と申します。この泰山王の御前に参るにあたり鉄でできた暗くて細い子宮の胎道のようなところを、くぐり抜けなければなりません。ここを闇鐵所といいます。細くて暗いこの道は、経文によると1500Kmだといいます。さて、この悪所を抜け、王の前に参り さて、今度はどのようなことを言われるのかと、おずおずと畏まり座ります。泰山の王のまえで、すべての死者が 次の生まれる場所を定められます。目の前には六つの鳥居があり、その向こうは 即ち地獄・餓鬼・畜生修羅・人間・天上 六つの世界に繋がっています。 この鳥居を出れば、地獄に入るものは地獄に堕ち餓鬼は餓鬼の城に至るのです。
他の鳥居も同様です。ここにおいて、一切の死者の浮き沈みが決定します。もし後の追善があれば、悪い因縁が転じて善いところに 生まれることが出来ます。冥土は止まるところではなく、次の生への通過点です。生前の因果に応じて中陰の旅路において清算すべき悪業を浄化し次の転生へといざなういわゆる四九日、満中陰というものが古来より重んじられてきたのは、このような理由からなのです。後の追善があれば、悪処に生まれ落ちたものも 救われることもあります。哀れな死者は、忘れ去られ誰からの供養を受ける事もなく鬼にこういわれるそうです。
「お前の事など皆忘れてしまって 花を手向けるものもいない」人は2度死ぬといいます。一度目は、この体が朽ちる時2度目は、自分の事を想ってくれる人が誰もいなくなった時この世に生を受け死を免れるものなどおりません。死を学び、生を知ることこそ仏法の肝要この49日の物語は他人事ではありません自分の順番が必ずやってくるのです。其の時が来て閻魔大王の御前で血の涙を流し後悔する事のない様に合掌 おしまい
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