まだ咲いてる、 琉球朝顔
・誰かの随筆で読んだ、芥川龍之介は死後「極楽」へ行きたくないと言った。「極楽」とは、苦しみも悩みも無く、美しい音楽が絶えず流れ、そよ風が吹いていて、暑くも寒くもなく、年中蓮の花が咲き、一日中穏やかな仏の声が響き渡ってるところ」、そんな年中変化のない極楽、行かれるかわからない、とはいうものの芥川先生の気持も分る気がしないでもない。
日本と言う小さな島国に生まれた、7~8割が山岳で平野が少ない、自然災害もあるが、四季折々気温と自然が地球の自転に従い変化する国。仕事柄世界中とは言わないけど、いろいろな国へ行った、その少ない経験だけだが、この国に生まれて幸せだといまこの歳になって思う。
・年中暑い国、雨季と乾季だけの国に比べれば、「極東・ファーイースト」のどん詰まりの島、潮の流れに乗り、大陸から逃れ、たどり着いた多くの異民族が住み着き、変化ある自然が独自の国民性を創ってくれた。
文化遺産は少ないけど、この島国独自の自然遺産は「観光資源」、世界中の人を魅了している。いままさに「錦秋の候」、各地から美しい「紅葉風景」がテレビで報道されるのをみてそういう思いが強い。四季のあるのは幸せだ、、
・連休も終わったことだし、そろそろ老人が出歩いても良いかな、まだまだ「紅葉」は綺麗だろう、三水さんの都合を聞いて、いつもの箱根の宿へ予約をした。
蛇足、、
・夏服の要らないイギリスの友人、アロハ、Tシャツで、年中過ごせる国もあるし、裸で過ごせる国もある。四季が有るから衣類が増えるこの国、流行の変化も激しく、衣装持ちが増え、着ないものが増える、当然、衣料関連会社や店も多い、という人がいたのを思い出した。