しげじいの雑記帳

あんなことこんなこと、老いの生活を思いつくままに、、、、

四季

2023年11月08日 | 日常雑記

 まだ咲いてる、 琉球朝顔

・誰かの随筆で読んだ、芥川龍之介は死後「極楽」へ行きたくないと言った。「極楽」とは、苦しみも悩みも無く、美しい音楽が絶えず流れ、そよ風が吹いていて、暑くも寒くもなく、年中蓮の花が咲き、一日中穏やかな仏の声が響き渡ってるところ」、そんな年中変化のない極楽、行かれるかわからない、とはいうものの芥川先生の気持も分る気がしないでもない。

 日本と言う小さな島国に生まれた、7~8割が山岳で平野が少ない、自然災害もあるが、四季折々気温と自然が地球の自転に従い変化する国。仕事柄世界中とは言わないけど、いろいろな国へ行った、その少ない経験だけだが、この国に生まれて幸せだといまこの歳になって思う。

 ・年中暑い国、雨季と乾季だけの国に比べれば、「極東・ファーイースト」のどん詰まりの島、潮の流れに乗り、大陸から逃れ、たどり着いた多くの異民族が住み着き、変化ある自然が独自の国民性を創ってくれた。

 文化遺産は少ないけど、この島国独自の自然遺産は「観光資源」、世界中の人を魅了している。いままさに「錦秋の候」、各地から美しい「紅葉風景」がテレビで報道されるのをみてそういう思いが強い。四季のあるのは幸せだ、、

 ・連休も終わったことだし、そろそろ老人が出歩いても良いかな、まだまだ「紅葉」は綺麗だろう、三水さんの都合を聞いて、いつもの箱根の宿へ予約をした。

    蛇足、、

 ・夏服の要らないイギリスの友人、アロハ、Tシャツで、年中過ごせる国もあるし、裸で過ごせる国もある。四季が有るから衣類が増えるこの国、流行の変化も激しく、衣装持ちが増え、着ないものが増える、当然、衣料関連会社や店も多い、という人がいたのを思い出した。

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見た目

2023年11月03日 | 日常雑記

 ドイツの建築家ブルーノ・タウトは「日本人は目で考える」と言ったそうだ。北山杉の美しさを讃え、桂離宮をみて「泣きたくなるほど美しい」と言った人。考えてみれば、そうかもしれないと思う事が多い。つまり「真実が見えない」という事だろうか。すべて物事には表と裏があるから、良い面と悪い面がある、その人の「価値判断」だから、どうのこうのと言えないが、考えさせられる言葉ではある。

 「キズのあるリンゴのほうが美味い、傷ついたリンゴは何とかしてそれをかばおうとして力を出すからか、無傷の林檎より美味くなる」外山滋比古著・「90歳の人間力」の中の言葉。傷つき苦労した人には、他人を思いやる心が、人間味があるということ。「苦労は買ってでもしろ」というけど、、

 「見た目」で思うのは、スーパーに並ぶ野菜果物、一個づつ包装された柿や梨。値の高い原因の一つかも、行き過ぎた「見た目を気にする」のもどうかと思う。綺麗に色づいたキズのない大きいリンゴは高価で売れる。キズの有る色の悪い「ワケアリりんご」は安い、皮を剥けば中身は同じ、家内はそんな「ワケアリ」を林檎に限らず買ってくる。私はその考えを正しいと思ってる。

 「人」も同じで、「他人の目を気にする」日本人、身なりを気にする「馬子にも衣装髪飾り」、「色の白いは七難隠す」で女性が評価される、今はそんなことは無いだろう、けど「色の白いのは生きる力!」の某化粧品CMをみるとオカシイと思う、価値観がちがう、小麦色の肌が健康的で美しいと思ってる。

 「見た目」だけではない、「有名人が使う・ブランドもの・三つ星の店・知名度ある・評判が良い・国産です・大間の鮪・松坂牛などなど」で売ってる商品が多いのは売れるから。川崎市教育委員会が「学校給食は全て国産で」と発注、10年前からカナダ産を千葉県豚肉と「産地偽装」し大儲けした会社の行為が最近発覚した。食品自給率38%のこの国、タイ産の海老が伊勢海老になり、インド洋の鰺が相模湾の鰺の干物になる。偽ブランド商品が流通するのは、客の「価値観の違い」か客に「判断力が無い」のか。

 「ひと」の実力を人格を能力を確かめるのはもっと難しい。知名度・評判・親の名前・過去の肩書などで投票、結果二世三世議員が国会で数を増す。外山先生の「90歳の人間力」で「名前だけで判断するのはまずい、目で考えてはロクなことがない、考えるために頭がある」の言葉。そういわれても、それはわかるけど、これが難しい、、、「シンプルライフ・無印良品・ユニクロ」のような思考、商品が現れてきたのは「考えるひと」がこの国に増えてきた証左?。

 きょうは「文化の日」、この「見た目で判断」も日本文化の一つ、、 

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11月・霜月

2023年11月01日 | 日常雑記

 家内が果物屋さんで「みかん」を買ってきました、いろいろな秋の果物が店頭に出てきて楽しみがふえました。11月です、、

   冬の季節を迎えたというのに、陽が出ると暑い、朝の気温との差が大きいから気お付けないと風邪を引く。地域によって最高27℃、この辺りも来週に数日の「夏日」の天気予報。地球の想定外の異常気象、この国も例外なく振り回されている。今冬は想定外の「冬の季節」となるのではないか、分かりませんが、、 

 話題を変えます、、

 ・昨日は、ワクチン接種で左肩が少々痛みが有るので、朝のテレビ体操を中止しました。オオタニサンの出ないワールドシリーズも視たくない、そこで、野党が質問する「国会中継」を一日中視てました。目の離せない問題ばかりだった、が、  今朝の朝刊の「適材適所・また辞任」・の大文字のとおり。法の番人法務副大臣が「法律違反をやって」辞職するという洒落にもならない事件?、で審議が遅れに遅れてしまうという始末。

 その上、支持率回復、人気取りで任命した?、若手女性大臣が横にいるお守り役の事務方の助けを受けて答弁する姿もそういっては悪いが面白い景色。二世三世議員の多いこの党の一面を見る思い。国家百年を思う「政治家」はどこにいるのか見当たらず、次の選挙の「票」を思うばかりの「政治屋」集団をみる思い。

 ・葱が美味しい季節になりました、長葱の白いところを煮て、冷蔵庫で冷やして喰う、これが楽しみです。

    「ねぶかしろく あらいたてた る さむさかな」・松尾芭蕉

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