・昨日も今日も朝からNHKBSの「メジャーリーグ」観戦。いい天気なのに、外へ出ずに、茶を飲みせんべいつまみながら、オオタニサンを一喜一憂しながら視る。
野球と言えば、、
「青空文庫」で「斎藤茂吉」の「子規と野球」という小文を読んでいたら、正岡子規の随筆「松羅玉液」の中の野球の事が書いてあった。「明治29年」ごろの第一高等中学校でやってた「ベースボール」が面白い。
当時は「ホームベース」を「本基」、「ホームイン」を「廻了」、「アウト」はなんと「討死・除外」など、と呼んでいたらしい。「アウト」が「討死」とは!、日本語に訳すのが難しかったんでしょう。
歌人茂吉だから、子規のベースボールの和歌も載せてある。「久方のアメリカ人の始めにしベースボールは見れば飽かぬかも」が載っている。子規は「球技を観る者は球を観るべし」と言っていたそうだが、そういわれればそのとおり、野球とは「一個の球」を中心の競技だと言ってもいいと思う。今も昔も野球は「球」で始まって「球」で終わる競技だから。
ネット上で子規の「ベースボール」の歌を調べてみた。その内のいくつか、、
・「国人と外国人と打ち競うベースボールを見ればゆ々しも」、(日本人はクニビト、外国人をトツクニビトとよむ)、「由々しい」とは、『そのまま放っておくと大変なことになるようすが「由々しい」「重大なこと」』その他に、
・「若人のすなる遊びはさはにあれどベースボールに如くものはあらじ」「九つの人九つの場を占めてベースボールのはじまらんとす」、「打ち揚ぐるボールは高く雲にいりてまた落ちて来る人の手に」など、子規は野球が大好きだった。
そろそろテレビが始まるのでこれ位で、ドジャース連敗してる、今日はどんな結果になるかな。