渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

上野の森のシャガール。そして、感涙と笑顔に溢れたジブリ・ミーツ・ジャズ。。

2010年08月03日 | Apple Jump ライブ報告&諸々
今日は、夜にライブがない日なので、何度も行きそびれてしまったシャガール展に行ってきました。
会場は上野にある芸大美術館です。

上野に来ると必ず立ち寄るのが西洋美術館。と言っても、中に入るわけではありません。
前庭に鎮座するロダンの彫刻の数々が目当てです。


これはなかなか圧巻です。有名な「考える人」の単身は、反対側にあります。良く見るとこの彫像の上部にも小型の「考える人」がいるんですよ!
これらがタダで見ることが出来るんだから、これはもう立ち寄るしかありません。


看板が出てきました。日中はかなり暑かったんですが、木陰も多く、あまり気になりませんでした。そして、今年初めて蝉の鳴き声を聞きました。しかも大量の。
普段地下生活しているこの身には、久しぶりの気分転換となりました。

さて、会場内は撮影は出来ませんので、写真での紹介はここまでです。
シャガールの魅力は、そのファンタジックで詩情豊かな題材と、類まれなる色彩感覚ですね。
それに目を付けたのが、NYのメトロポリタン歌劇場。1967年、この劇場でモーツァルトの最高傑作といえるオペラ「魔笛」が公演されました。
その時の美術を任されたのが、なんとこのマルク・シャガールでした。衣装とか各場面の背景画とか。
今回の展示会には、その時のデッサンとかイメージ画のようなものが沢山展示されています。本物の衣装とか、背景画があるわけではありません。
なので、当時の様子を写したモノクロの写真やそれらの断片をつなぎ合わせて、想像力を膨らませながら愉しむといった志向になっている訳です。
最高の音楽、ハコ、出演者(プリマドンナは、当時の大スター、ルチア・ポップです。)そして、シャガールの美術。アメリカが世界で圧倒的にNo.1だった時代に、贅を尽くしてプロダクションされたのが、この歴史的公演でした。

魔笛関連以外では、「イカルスの墜落」の色彩感覚に目を惹かれました。他にもいろいろありますが、きりがないのでこの辺にします。

さあ、本題に入りましょう。
日本が世界に誇るファンタジー作品といえば、ジブリ作品の数々ですね。
土曜日には、「ジブリ・ミーツ・ジャズ」と題した、ライブがありました。

立石一海(piano)、佐藤忍(b)、鈴木麻緒(ds)
今回は、7/14ビクターから発売された「GHIBLI meets JAZZ」のレコ発ライブで、超満席の中で、CDに収録されている全16曲すべて、聞くことが出来ました。
客席とステージが一体となり、感涙と笑顔に溢れた素晴らしいライブとなりました。


曲間には、録音したビクタースタジオで、久石譲にニアミスした話や、「ポニョ」を一体どうしたら上手く料理できるかなどの苦労話など、貴重な制作秘話が披露されました。これはライブならではの楽しみですね。


真ん中で下を向いている女性が、このCDの制作ディレクターの久保女史です。
彼女は筋金入りのジブリファンで、最も敬愛する「耳をすませば」は、通算1000回は観ているそうです!

ここで、ちょっと個人的なことを書きます。
彼女は現役のビクターエンタテインメントのスタッフで、私と立石は、少し前まで一緒に仕事をしていたOBです。といっても、それぞれ部署も違いますので、それほど深く係わっていた訳ではありませんでした。
それが、各々立場は変わりましたが、このような形で一緒に、充実した仕事をすることが出来て、とても感慨深いものを感じました。
翌日、2人からもらった熱いメールからも同じ思いを受け止めました。

ジブリとジャズというキーワードで再会した3人。勿論バンドのメンバーの皆さんも含め、それぞれの持ち味を最大限に生かし、極上のエンターテイメントを創り上げた一夜となったのでは、と自負しております。
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