刹那

昨夜の事です。

ちょっとした寄り合いあり、それが楽しかったので上機嫌で家路に着きました。

先週から自宅近くで水道関係の工事が深夜まで行われていました。

その事は知ってましたし、係員の誘導通り、グリーンのゴムマットが引かれている側道を歩いていきました。すると突然私の踏み出しが足が地面を突き抜けたのです。

正確にいえば歩いていたゴムマットの下に下水道の蓋があり、その蓋をはずしたままマットを敷いていた。その穴に私は左足が落ちたとこういうことです。

それはそれは激痛が走りました。

その刹那、私はいろんな事が脳裏を走りました。今日は久々のテニスの日でした。

これは走れんと思い、入院かと考え、台本が、公演は、等々ホンの一瞬の刹那に幾つもの想いが電光の様に駆け巡ったのです。

こういう芝居はしてませんね。こういう一瞬は作っていません。

憶えていませんが、私は何かを口走り、異様な声を上げたに違いありません。

劇団芝居屋はこういう一瞬を創らなければなりません。

今日医者に行ってきました。全治１０日でした。