第二十回公演「民宿物語・糸口」稽古場日誌5

昨日、とうとう二ヶ月45回の稽古場稽古が終わりました。

月曜日からは劇場にその場所を移して、本番用の調整にかかります。

あるつもりという想定を前提にしたこれまでの稽古場稽古と、美術セットを実際に立て込んだ舞台での稽古はまったく違うものです。

つまりここに壁があるつもりとか部屋があるつもりといった稽古は、どこかに甘さが生まれ自分の都合のいいように思いがちになるもので、そこで生まれた段取りは実際の舞台では通用しないのです。

稽古場稽古は段取りを決めるのではなく、人間関係を精査し、その関係から生まれる心情を発見し・欲求を明確にするものでなければなりません。

明日は仕込みと場当たりという多忙な一日が待っています。

お時間がありましたらお越し下さい。

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