shetland'A blog

スキーでの靱帯断裂の闘病記から始まって介護問題。今は趣味や日常での楽しみを記録。

超歌舞伎

2022年08月08日 | 旅行
2022/08/08(月)
連日の遠出と今日の暑さ半端なかったので、本日は休憩。

日曜日博多座の超歌舞伎を観に行ってきた。
中村獅童は「嵐の夜に」からの観劇。
何年振りかな。

今回の出物は超歌舞伎で永遠花誉功(とわのはなほまれのいさおし)
大化の改新のキッカケとなった乙巳(いっし)の変を題材に書かれたもの。
天皇の位を狙っていた入鹿は三種の神器を奪い阿部行主を、殺害し陰謀を進めていく。ミクが演じる太宰少弐息女苧環姫は入鹿嫁ぐこととなり入鹿の臣下のフリをしていた金輪五郎今国は苧環姫に自分の心中を打ち明ける。
実は苧環姫は数年前に儚くなっており現在の苧環姫は屏風に母が描いた絵が出てきたもの。
苧環姫の付喪神のようなお話と鎌足の家臣であった金輪五郎が入鹿を討ち取るお話と2本柱になっている。

たしかに超歌舞伎であるがお話は古典であり、苧環姫の絵が実態を持つことも善良な妖と考えれば違和感がない。
苧環姫が屏風に入ったりと映像ならでは。
今後歌舞伎はどのように進んでいくのだろうかと期待する。

ちょうど畑中恵のしゃばけを読んでいたので、映像技術のある超歌舞伎、違和感なかった。
こういう演出もありかと思う。
いろんな世代の方が楽しんでくれたらなあと思う。超歌舞伎は現代の技術を使った妖ものの歌舞伎が堪能できるなと今後も楽しみに思う。

舞台は後半専用ペンライトを使いまるでコンサートのよう。写真も撮って良かったし。
中村獅童さんの博多への思いがあってのことだろうな〜

挨拶も眼頭が熱くなりました。
また待ってまーす。
今回花道の真横で大興奮でした💖






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八代市博物館未来の森ミュージアム

2022年08月08日 | 茶道
2022/08/09(月)
松濱軒に入場すると3館周遊のチケットを下さる。今回八代市立博物館未来の森ミュージアムに利用した。





ここはいい展示をするなぁと思っている。
外回りも広い芝生でとても気持ちがいい。

今回松井文庫より「死を伝えることば」が展示されていた。

1.本田正純書状 徳川幕府老中本田正純が松井興長に宛てたお悔やみ状。亡くなったのは興長の父松井康之。お力落としの言葉が記されている。

2.細川綱利自筆書状 熊本藩主の細川綱利が家老の松井直之に宛てた書状。宇土藩の主、細川行孝の死を残念に思い苦々しく言葉もないと記している。

3.細川忠利書状 小倉藩主の細川忠利が家老の松井興長に宛てた書状。幕府の官僚板倉勝重の死を伝えている。忠利はお悔やみの使者を京都に派遣するよう命じるとともに香典については他の大名と同程度にしたいので津田興庵の支持を受けるようにと記している。

4.細川綱利書状 熊本藩主の細川綱利が松井興長ら家老に宛てた書状。家老米田是季の死を受け書かれたもの。興長に次ぐ家臣で30年余り細川家を支えた。綱利は是季の死を是非ないと伝えている。

5.吉松傳左衛門・藤本伊織連署状 熊本藩主細川綱利に近侍する吉松・藤本が松井寄之の父松井興長が亡くなったため藩主綱利の言葉を伝えるために書かれたもの。50年細川の家老であった父を失った寄之への慰めの言葉が記されている。

6.細川綱利書状 長岡佐渡(松井直之)宛 熊本藩主の細川綱利が家老松井直之に宛てた書状。直之の妹、国は20歳の時細川家重臣の山名十左衛門と結婚し3年後23歳で他界。早すぎる死へのやらせない思いを綱利は苦々しいと表現。

400年ほど前も同じ思いで人々は暮らしていたのだなあ…






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松濱軒について

2022年08月08日 | 茶道
2022/08/09(月)
松濱軒は国指定の名勝史跡であり旧八代城主松井家のお茶屋である。
八代城主三代松井直之公が黄檗宗慈福寺を建立したが、その後廃し梶畑になっていたところに生母崇芳院のためにお茶屋を建て松濱軒と称した。通称は「浜のお茶屋」である。

松井家の家紋 笹の丸



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