shetland'A blog

スキーでの靱帯断裂の闘病記から始まって介護問題。今は趣味や日常での楽しみを記録。

八代市博物館未来の森ミュージアム

2022年08月08日 | 茶道
2022/08/09(月)
松濱軒に入場すると3館周遊のチケットを下さる。今回八代市立博物館未来の森ミュージアムに利用した。





ここはいい展示をするなぁと思っている。
外回りも広い芝生でとても気持ちがいい。

今回松井文庫より「死を伝えることば」が展示されていた。

1.本田正純書状 徳川幕府老中本田正純が松井興長に宛てたお悔やみ状。亡くなったのは興長の父松井康之。お力落としの言葉が記されている。

2.細川綱利自筆書状 熊本藩主の細川綱利が家老の松井直之に宛てた書状。宇土藩の主、細川行孝の死を残念に思い苦々しく言葉もないと記している。

3.細川忠利書状 小倉藩主の細川忠利が家老の松井興長に宛てた書状。幕府の官僚板倉勝重の死を伝えている。忠利はお悔やみの使者を京都に派遣するよう命じるとともに香典については他の大名と同程度にしたいので津田興庵の支持を受けるようにと記している。

4.細川綱利書状 熊本藩主の細川綱利が松井興長ら家老に宛てた書状。家老米田是季の死を受け書かれたもの。興長に次ぐ家臣で30年余り細川家を支えた。綱利は是季の死を是非ないと伝えている。

5.吉松傳左衛門・藤本伊織連署状 熊本藩主細川綱利に近侍する吉松・藤本が松井寄之の父松井興長が亡くなったため藩主綱利の言葉を伝えるために書かれたもの。50年細川の家老であった父を失った寄之への慰めの言葉が記されている。

6.細川綱利書状 長岡佐渡(松井直之)宛 熊本藩主の細川綱利が家老松井直之に宛てた書状。直之の妹、国は20歳の時細川家重臣の山名十左衛門と結婚し3年後23歳で他界。早すぎる死へのやらせない思いを綱利は苦々しいと表現。

400年ほど前も同じ思いで人々は暮らしていたのだなあ…







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 松濱軒について | トップ | 超歌舞伎 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。