死んだやうにダリヤがかくしてゐる少年・・・ダリヤが何を隠しているのだろう。心の中で消えない思い。
夏の陽に色鮮やかに咲くダリヤは子供心にも印象的だった。あのダリヤが何を隠しているのだろう、解けない疑問。何度も繰り返し口ずさんで見た。
すると、不意にこみ上げてくるものがあった。情熱、負けない心、燃えるような思い。
燃える・・・燃やす…焼けるほどに熱い思い。わたしは熱い思いで飯島晴子作品に挑んでいる。誰にも打ち明けられず、隠している想い。
少年は(焼・燃)ではないか、熱く焼けるほどに燃える思いである。
ダリヤは、高貴とか大輪というのでなくごく一般的などこでも見られる花である。普通のおばさんの燃える思い、熱い気持ちを隠して飯島晴子作品を読んでいる。
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