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セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

MORETHAN GRILL

2024年09月15日 | グルメ

ブログフレンドのまだ~むさんとごみつさんと、ランチをごいっしょしました。場所は、西新宿の新宿中央公園の横にある MORETHAN GRILL (モアザングリル)。今回もまだ~むさんが見つけて、予約してくださいました。

ミッドセンチュリー風のインテリアが、シックで洗練された雰囲気ながら、居心地がよく落ち着けました。大きな窓から自然光が優しく降り注ぎ、隣の新宿中央公園と、街路樹の緑が美しかったです。

私たちは前菜をシェアして、それぞれ好きなパスタかリゾットをいただきました。

宮崎産 都萬牛のカルパッチョ ベビールッコラと長谷川さんのマッシュルーム。牛肉のカルパッチョというのがめずらしい。私は初めていただいたかもしれません。ぎゅっとレモンをしぼって、サラダ感覚でおいしくいただきました。

牡蠣が大好きな私は、牡蠣とパンチェッタのリゾットをいただきました。見た目は地味ですが、塩気の効いたパンチェッタが、ふっくらとした大粒の牡蠣の旨みを引き出して、ふくよかなお味でした。

まだ~むさんが召し上がったのは、スモークサーモンのタリアテッレ。クリーミィでおいしそうでした。

ごみつさんの、秋刀魚とブラックオリーブのトマトソーススパゲティ。秋刀魚は、私は塩焼きよりも、パスタやオーブン焼きなどでいただく方が実は好きです。こちらもおいしそうでした。

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食後に、お二人はデザートを楽しまれましたが、私はハーブティのみいただきました。

まだ~むさんの、クレームダンジュ。柔らかいレアチーズケーキのようなふわっとしたスイーツです。上に刻んだメロンがのっているのが夏らしいさわやかさです。

チーズケーキとアップルパイが大好きというごみつさんは、迷わずバスクチーズケーキを選ばれました。表面の焼き色が均一で、さすがはプロだなーと目が釘付けになりました。

この後は、1階のMORETHAN BAKERY でお買い物して、飲み物をテイクアウトし、ソファでおしゃべりの続きを楽しみました。

THE KNOT TOKYO Shinjuku というデザイナーズホテルの中に、MORETHAN GRILL、MORETHAN BAKERY、そしてスペイン料理のMORETHAN TAPAS LOUNGE という3つのレストランが入っています。

まだ~むさんのお話によると、スペイン料理のお店には、お昼にタパス・バイキングがあってとても人気があるとか。

ホテルは外国からのお客様でにぎわっていましたが、最近こういうタイプのデザイナーズホテルを、東京でも京都でもよく見かけます。荷物を預かるスペースがたっぷりと取られていて、大きなスーツケースがたくさん並んでいたのが印象的でした。


ビストロ レスカリエ & ラトリエ ドゥ スタンドバインミー

2024年09月08日 | グルメ

自由が丘のお気に入りフレンチレストランと、ベトナム料理カフェです。

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1軒目はフレンチレストランの「ビストロ レスカリエ」(Bistrot L'Escalier) こちらは以前自由通りにあったお店で、過去に記事にしています。

【過去記事】自由が丘 「Bistrot L'Escalier(ビストロ・レスカリエ)」(2009-03-30)

2018年にここから歩いて5分くらいのところに移転しましたが、黄色の壁や、サヴィニャックのポスターなど、ほとんど当時の雰囲気のまま。メニューも2009年とほとんど変わっていません。

でもオールタイムベストともいうべきお料理は、何度いただいても飽きることなくおいしい。きっと見えないところで進化しているのだと思いますし、シェフの自信作なのだと思います。

ちなみにレスカリエというのは階段のこと。以前は建物の2階にありましたが、現在のお店は通りに面した1階にあります。それでも階段を描いたお店のマークはそのままで、創業の思いを大切にしていらっしゃるのだろうな、と想像しました。

前菜と主菜をそれぞれ選ぶ、プレフィクスのランチコースをいただきました。

せっかくなのでワインをいただくことに。お料理をサーヴしてくださるスタッフがソムリエでもあり、テーブルワインの中から赤2種類、白2種類をご案内してくださいます。

パテ ド カンパーニュ メゾン。瑞々しいサラダとマスタードが添えてあります。問答無用のおいしさです。

鶏白レバーのムース。彩野菜たっぷりのサラダと、カリカリにトーストしたバゲットのスライスが添えられています。このバゲットに、レバーのムースをたっぷりのせていただくと至福のひと時です。

私は本日のお魚料理をいただきました。鯛とヒラメの2種類の白身のお魚を使った贅沢なグリルで、食感の違いが楽しめました。パプリカを使った美しいソースも絶品。

仔羊の煮込みは、クスクス、ハリッサ (北アフリカのピリ辛ペースト) が添えられていて、洗練されたモロッコ料理といった感じ。こういうお料理、大好きです。

おなかがいっぱいになったので食後は飲み物のみいただきました。ジンジャーレモンのハーブティが、優しく体を温めてくれました。

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もう1軒は、ビストロ・レスカリエと同じ通りにあるベトナム料理カフェの「ラトリエ ドゥ スタンドバインミー」(L'Atelier de Stand Banh Mi) 学芸大学にあるお気に入りのベトナム料理カフェ「スタンドバインミー」(Stand Banh Mi) の2号店です。

学芸大学にある1号店は、過去に3回記事にしています。

スタンドバインミー(Stand Banh Mi) (2020.05)
スタンドバインミー(Stand Banh Mi) (2020.07)
スタンドバインミー(Stand Banh Mi) (2020.08)

自由が丘の2号店は、テラスがあって、南国の樹木が植えられて、小さなお店ながら、ちょっぴりリゾート気分が味わえます。この日いただいたのは以下の2品。

汁なし混ぜ米麺「フーティウコウ」。自家製チャーシューに漬煮卵、空心菜のナムルなどがのっていて、ボリュームたっぷり。コクのあるたれがからみ、夏にぴったりのおいしさです。

私はバインミーをいただきました。ベトナム料理にそれほど詳しいわけではありませんが、私ここのバインミーが一番好きです。自家製のパンに自家製レバーパテ、自家製豚ハム、それからナマスと、香草などのハーブがたっぷり。

このお店のベトナム料理は、現地に忠実に…ではなく、どうしたらおいしくなるかを研究して作られていて、その探求心は留まるところを知りません。時々無性に食べたくなるお味です。


CARVAAN TOKYO @渋谷スクランブルスクエア

2024年09月02日 | グルメ

映画を見た後、用事のあった息子と合流して、渋谷スクランブルスクエアのCARVAAN TOKYO (カールヴァーン・トウキョウ) で夕食をいただきました。

以前訪れて気に入ったアラビア料理のお店ですが、中東料理の好きな息子と、機会があったら再訪したいと思っていました。

【過去記事】アラビア料理を楽しむ &青の洞窟 (2023-12-10)

レストラン街のある12階にちょっとした展望スペースがあります。渋谷スクランブルスクエアの屋上には SHIBUYA SKY という有料の展望台がありますが、12階の展望スペースからも眼下に渋谷のスクランブル交差点を見ることができます。

暮れなずむ渋谷の風景、なかなか絵になりますね。

さて、レストランではまずはクラフトビールで乾杯。こちらのお店では、中東風クラフトビールの種類が充実しています。

右はスペルト・ヴァイツェン。メソポタミアを源流とする古代小麦スペルトを使った柔らかい口当たりとバナナのようなフルーティな香りの小麦ビールです。

左はシーズナルビールの中から、パッション・ラガー。トロピカルな香りを持つモザイクホップと上品な苦味のテトナングホップにモルトの香味がパッションフルーツの味わいを引き立てる淡色のサマービールです。

私はクラフトビールではなく、手前のアラビアン・クラフト・コーラをいただきました。花蜜とデーツのやさしい甘さにオリジナルブレンドのスパイス香るクラフト・コーラです。上下二層を混ぜていただきます。

野菜好きの私は、ヴィーガンメニューの「茄子のカルヌヤルクと季節野菜のタジン」をいただきました。香味野菜とナッツ、杏で作る特製パティを茄子に詰めたトルコ料理カルヌヤルク。様々な食感の季節野菜を楽しむタジンです。

茄子の肉詰めのことを、カヌルヤヌクというのですね。特製パティはお豆に似ていると思いましたが、お肉を使わずとも風味豊かでボリュームがありました。

サ ーカシアン・チキン。サ ー カ シ ア からエ ジ プトへ 伝 わっ た 、香 ば し い 胡 桃 の ソー スとグリルした鶏肉のタジン。サーカシアは、現在のジョージア、アルメニアにあたる地方だそうです。

クルミの風味が濃厚なチキンのクリームシチューといった感じのお料理でした。

アラビアン・ラム・バーガー。仔羊肉をチョップしたジューシーなパティにフェタ&モントレージャック2種類のチーズとタルタル&ハリッサ2種類のソース、タブーリと野菜を特製のバンズに挟んだCARVAANのスペシャル・バーガー。

タブーリはパセリをたっぷり使った中東のサラダ。ハリッサは唐辛子とスパイスを使ったピリ辛のペーストで、最近はカルディなどでも手に入りますね。

シックな店内の中、お料理も飲み物もどれもおいしくて大満足でした。

お食事の後に、再び12階展望スペースでパチリ。夜の渋谷の風景です。


伊太利亜市場 BAR

2024年08月25日 | グルメ

映画を見た新宿ピカデリーの近くでお昼をいただきました。新宿伊勢丹の別館、パークシティ3の2階にあるイタリア料理店、伊太利亜市場 BAR です。

新宿伊勢丹のレストラン街はいつも混んでいますが、こちらは別館で、入口が離れていて目立たず、すぐに入れるので意外と穴場だと思いました。サルヴァトーレ・クオモの系列なので、お味も間違いなし。カジュアルなお店の雰囲気もよかったです。

サラダと前菜、ドリンク&スープバー、パスタかピッツァ、デザートとついて、リーズナブルにおいしいランチが楽しめました。

暑くてのどがかわいていたので、レモンのスライスの入ったスパークリングウォーターをいただきましたが、これがとてもおいしかった! スープはコーンポタージュ。こちらも甘みがあって、まろやかなお味でした。

サラダと前菜の盛り合わせ。サラミやスモークサーモン、その他いろいろ入ってボリュームもあり、これだけで大満足でした。

メインのお料理は、パスタ、ピッツァ、お肉料理、全部で8種類ある中から選びます。私たちはパスタ2種類、ピッツァ1種類を選んでシェアしていただきました。

最初に運ばれてきたのは、クワトロフォルマッジ (4種類のチーズのピッツァ) のはちみつがけ。私の大好きなピッツァです。

イタリアンソーセージと甘長唐辛子のピリ辛トマトスパゲティ

渡り蟹の濃厚トマトクリームソーススパゲティ。パスタ2種はトマトかぶりになりましたが、お肉とお魚、ピリ辛とクリーミィで、それぞれ個性があって楽しめました。

デザートは、オレンジピールの入った焼菓子でしたが、私が大好きなタイプのケーキ。コーヒーといっしょにおいしくいただきました。

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映画「ツイスターズ」の序盤では、ヒロインのケイトが過去のトラウマから故郷のオクラホマを離れ、ニューヨークの気象予報会社で働いているという設定でした。

その時のケイトのリップの色がすてきだったので、同じ色のリップが欲しくなって、食事の後に伊勢丹に寄りました。

マットな発色のピンク系のベージュは、ナチュラルで目立ちすぎず、今の気分にぴったりでした。NARSはニューヨーク創業のコスメブランドですが、今は資生堂下の一部門となっています。


中國飯店 六本木

2024年08月18日 | グルメ

今日までお盆休みという方も多いと思います。みなさまよいお休みをすごされましたか? 私の勤務先はほとんどカレンダー通りでしたが、今週は息子が帰省していたので、ほんの少しお盆の気分も味わえました。

さて先週末、夫と六本木の中國飯店にお昼を食べに行きました。シックで落ち着いた空間。お店のスタッフの細やかな心遣いもうれしく、楽しいランチとなりました。

ランチのおそばのセットをいただきました。

季節前菜三種盛り合わせ

蒸し鶏やピクルスなど、見た目はおとなしめですが、どれもおいしかったです。お食事のスタートにぴったりでした。

海老のマヨネーズソース和え

海老のフリッターをマヨネーズソースで和えた一品。野菜といっしょにいただく海老がぷりぷりっとして絶品でした。

麺料理を3種類から選びます。私は「豚肉入りすっぱ辛いスープそば」をいただきました。酸辣湯麺のようなすっぱ辛いお味が大好きです。これは豚細切り肉と青菜のすっぱ辛いあんかけで、滋味深いおいしさでした。

こちらは「五目入りあんかけスープそば」。定番ながら間違いのないおいしさです。

セットにはついていませんが、点心の中から夫の大好物の春巻きを注文しました。ぱりっとした皮の中にはとろりとしたあん。文句なしにおいしかったです。

本日のデザートはタピオカミルクでした。甘くてほっとするお味。ポットウォーマーつきでサーヴされるジャスミンティもおいしくて、何度もお代わりしていただきました。


bricolage bread & co. @六本木ヒルズ

2024年08月11日 | グルメ

前回に続き、こちらも六本木ヒルズに入っているベーカリー&カフェですが、私が今一番気に入っているパン屋さんです。

bricolage bread & co. (ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー)

けやき坂にあって、前を通るたびにいつも列ができているので気になっていました。

後から知ったのですが、大阪の人気ブーランジェリー「ル・シュクレクール」、三ツ星フレンチの「レフェルヴェソンス」、ノルウェイ・オスロのコーヒーブランド「FUGLEN」がコラボレートして誕生したカフェだそうです。

bricolage はフランス語で、英語で Do It Yourself という意味があるそうで、パンと料理とコーヒー、それだけでなく、空間を作る要素をすべてプリコラージュしたいという思いが込められているそうです。

中に入るとカフェの注文カウンターがあります。この写真の右の方にベーカリーが併設されていて、メニューはサンドウィッチやハンバーガーなど、パンを使ったお料理が中心でした。

外観はコンクリート打ち放し、注文カウンターはアメリカのノスタルジックなダイナー風ですが、食事のスペースは木の梁があったりして、意外にも日本の古民家のテイストが感じられました。それぞれ違うテイストながら、不思議と全体がマッチしていました。

コーヒーとカフェラテ。

大山鶏のシャクシューカ

トマトソースに卵を落として作るシャクシューカは、イスラエルの朝食メニューとして知られていますが、こちらのお店のシャクシューカは鶏肉のトマト煮込みに卵を落としていて、適度にボリュームがあってランチにぴったり。

クミンの風味が中東風で、私の大好きなお味でした。カリッとトーストしたカンパーニュが添えられていて、上にはいろいろなスプラウトがトッピングされています。

パストラミサンド

パストラミビーフを全粒粉のパンではさんだサンドウィッチ。アメリカでポピュラーなサンドウィッチで、懐かしくて食べたくなりました。パストラミビーフは牛肉を使ったハムのようなもので、ハムと同じくデリなどで手に入ります。

ハムも、パストラミビーフも、このように極薄切りにして、何枚も重ねてサンドウィッチにするのがアメリカ風。全粒粉パンがパストラミビーフによく合って、とてもおいしかったです。

藍色の絵柄の入った器が、どことなく和食器風ですてきです。

食事の後、ベーカリーで農民パンとバタールを買いました。ベーカリーの方は並ばずに買うことができました。お店の一押しの農民パンは、パストラミサンドに使われていたパンです。

お弁当用のサンドウィッチを作るのにぴったり。こちらのベーカリーは、ハード系のパンが充実しているのが私好みでした。


KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA @六本木ヒルズ

2024年08月10日 | グルメ

六本木ヒルズに入っているお気に入りのイタリアン・レストラン。私は今のところ、スパゲティではこのお店が一番!というくらい好きです。

KNOCK CUCINA BUONA ITALIANA (ノック クッチーナ ボナ イタリアーナ)

以前六本木ヒルズの近くにあったイタリアン・レストランが、六本木ヒルズの中に移転しました。過去記事はこちら。

CUCINA BUONA ITALIANA KNOCK (2013-06-03)

以前のお店は、シンプル&ナチュラルなインテリアだったと記憶していますが、ヒルズの中のお店は温もりのあるノスタルジックなインテリア。洗練されていますが飾らない、ファミリーフレンドリーなレストランです。

本日のおすすめスパゲティから2つと、定番のサラダをオーダーして、シェアしていただきました。

「キャベツとポテトのジュリアンサラダ」ツナのピエモンテーゼ

ざく切りキャベツ、アーモンド、チーズを、ツナソース (ツナ・アンチョビ・たまご・ケイパー) で和えたコールスローで、上に極細のフライドポテトがのっています。

コールスローとポテトを混ぜながらいただくと、キャベツのしゃきしゃき感と、ポテトのざくざく感。2つの食感のコンビネーションが楽しめました。

ケールとしらすの「グリーン A.O.P.」スパゲティ

パスタというよりサラダ、というくらいに生のケールがたっぷりのっています。スパゲティはジェノベーゼソースで和えてありますが、バジルではなく、ケールのジェノベーゼでした。

A.O.P. って何?と思ったらアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの略なんですね。アーリオ(にんにく)・オーリオ(オリーブ油)・ペペロンチーノ(にんにく) は、私がパスタで一番好きな組合せです。

京野菜万願寺とうがらしで「牛すじ・ポモドーロ」スパゲティ

万願寺とうがらし大好きです。トマトソースでとろとろ・ほろほろに煮込まれた牛すじが絶品でした。

パスタに添えられているのはミルクパン。柔らかくて甘めで、パスタに合うかどうか?はともかくとして、これはこれでおいしかった。

お料理はおいしいだけでなく、ボリュームもたっぷりで、大満足のランチでした。以前お店のあったところは、現在再開発の真最中で、何ができるのかな?とこちらも楽しみにしています。


すし独楽

2024年06月29日 | グルメ

息子が用事で帰省していたのですが、ちょうどお誕生日が近かったこともあり「どこか行きたいところある? 食べたいものはある?」と聞いたところ、お寿司が食べたいというので、都立大学にある「すし独楽」さんを予約しました。

壁がガラス張りで(といっても内側にシェードがついている)お寿司屋さんには珍しい外観ですが、奥まった白木の引き戸から中に入ると、きりりと清潔感のある、シンプルモダンな和風の佇まいがすてきでした。

玄関の横には大鉢に季節の百合の花がふんだんに生けられ、こじんまりとしたお店ながら、板前さんだけで5人ほどいらして、てきぱきと働いている様子が好ましく感じました。

お料理のコースは事前予約が必要とのことで、私たちはお料理の予約はしていなかったので、お寿司に先附、お吸い物のつくおまかせのコースをいただくことにしました。

お寿司のおまかせコースも3種類あり、私は10貫、夫は12貫、息子は15貫のコースにして、その他お料理やお寿司も追加していただきました。それぞれ貫数が違いますが、ペースが揃うようににぎってくださるのはさすがでした。

まずは冷酒「北海鬼ころし」で乾杯。先附は、ほっけの南蛮漬けです。季節のトマトを使ったソースで、カリフラワー等の野菜も入っていて、ラタトゥイユにも似ています。きりりと冷たく、夏らしく、おしゃれな一品でした。

本日おすすめの、マツカワガレイ。お寿司はすべてお味がついているので、おしょうゆにつけずにそのままいただきます。こちらは塩でいただきました。

鯵。しょうがとあさつきでさわやかに。夏らしいお味です。

帆立、そして大トロ。

ミル貝。この辺りで、カツオのたたきをいただきました。(写真なし)

イカ。イカのお寿司は自分ではあまり進んでいただかないですが、これは柔らかくて甘みがあってとてもおいしかった。息子が感動していました。どのお寿司も隠し包丁の入れ方が絶妙なのだと思います。

鯛。日本酒がなくなったので、次は 鶴齢 (カクレイ) というお酒をいただきました。米どころ新潟県魚沼のお酒です。

ボタン海老。

マグロ。

雲丹。

卵焼き。関東にしては甘み控えめの優しいお味の卵焼きでした。

この他、息子の巻物をひとついただいたのですが、なんとおからの海苔巻きとのことでした。初めていただきましたが、すごくおいしかったです。

梅干しと紫蘇のお吸い物。すっきりと上品な味わいでした。

こちらのお店のお寿司は、ほっそり、きゅっとして小さめですが、量としては十分すぎるほどで大満足。堪能しました。


洋食ムチュ

2024年05月24日 | グルメ

学芸大学高架下にこの春新しく洋食屋さんがオープンしたのを見つけて、洋食好きの夫と早速訪れたところ、とても気に入ったので、GWに息子が帰省した際にいっしょに再訪しました。

お店の名前は「洋食ムチュ」。食べる時の音を表現したオノマトペのようですが、語感がかわいい。洋食屋さんにしてはめずらしくガラス張りの開放的な空間。クラシックな食器や、カフェ風のインテリアもすてきです。

シェフは男性の方ですが、キッチンで働いている女性たちは調理学校を卒業したばかり?(あくまで私の想像です)若くて、きびきびと働いていて、とても気持ちがいい。洋食屋さんの定番のお料理はどれもおいしくて、すっかりファンになりました。

ランチセットについてくるスープとサラダ。サイドディッシュといえども、どちらも手を抜いていなくて、これだけで大満足でした。サラダのガラス器のレトロ感がすてきです。

ハンバーグ、エビフライ、コロッケ、チキン南蛮がのったスペシャルプレート。添えられたナポリタンが泣かせます。

ポークジンジャー。分厚いポークソテーにジンジャーソースがからみ、和風のしょうが焼きとはひと味違った逸品。ごはんに合うお味です。

私は、メニューにのっていない限定のオムライス タンシチュー添えをいただきました。ごろごろお肉がのっていてボリュームたっぷり。牛タンは私にはそれほどなじみのある食材ではないのですが、こういう食べ方もあるんだーと発見でした。


BLUE SIX COFFEE テラスでいただくカフェランチ

2024年05月05日 | グルメ

ゴールデンウィーク後半前にお休みが取れたので、まだ~むさんをお誘いして、ランチをごいっしょしました。まだ~むさんが選んでくださったお店の中から、この日訪れたのは外苑の国立競技場前にある BLUE SIX COFFEE というカフェ。

国立競技場周辺が再開発ですっかり様子が変わっていて驚きましたが、まだ~むさんのお話では日本青年館や都立明治公園の跡地だとか。2020東京オリンピックを機に、マンションやオリンピックミュージアム、カフェ等を擁する明るい公園に生まれ変わっていました。

BLUE SIX COFFEE は、国立競技場と同じテイストの、ナチュラルウッドを使った明るいカフェで、テラス席にすわると高原のリゾートにいるような心地よさ。お料理もコーヒーもおいしかったです。

ランチのメニューの中から2種類選んで、半分ずつシェアしていただきました。


チキンときのこの香草バターソテーは、バターの風味を生かしたこっくりとしたおいしさ。Green Thumb さんという渋谷のベーカリーのパンに、チーズ風?の白いほんわかしたペーストをつけていただきました。


ツナメルトのサンド。グリルでかりっと焼いたホットサンドウィッチで、ツナにとろ~りと溶けたチーズがからみ、こちらも大好きなお味。からりと揚がったフレンチフライ、固めにゆでたブロッコリーもおいしかったです。

コーヒーのお店とあって、大きなマグでたっぷりいただくコーヒーも大満足。ランチの後はまだ~むさんの案内で、周辺をぶらぶらお散歩しました。


競技場に向かう少し高いところから公園を見下ろしたところです。タープの下では、だれもがゆったりとくつろいでいて、GWらしいのどかな風景でした。


国立競技場。計画中にすったもんだありましたが、こうして改めて見ると、景観に配慮した、今の日本にふさわしい競技場だなーと感慨深く思いました。


<国立競技場の周りをぐるりと歩くと、1964東京オリンピックの時の聖火台が展示されていました。シンプルながら英知を感じるデザインで、重厚感があってかっこいい。


こちらは2020東京オリンピックの聖火台。軽やかで、動きがあって、こちらもすてきです。炎か、はたまた開きかけの芍薬の花びらのようにも見えますが、太陽をモチーフに、エネルギーと生命力を表現しているそうです。


水辺に紫の花が群生していて、とてもきれいでした。蘭の仲間かな~?と後で調べたところ 紫蘭 (シラン) とわかりました。都会の中にあって里山のようなほっとする風景です。


滝の流れとせせらぎが、清涼感たっぷり。


ここのところ、ストレスでかなりまいっていたのですが、この日はまだ~むさんにたっぷりお話を聞いていただいて、すっかり生き返りました。わがままにつきあっていただいて、申し訳ないと思いつつも感謝の気持ちでいっぱいです。

まだ~むさんから高知のおみやげに "モネの庭" の和三盆を使ったお干菓子をいただきました。優しいお色と甘さのお干菓子、そしてお箱には大好きなモネの絵が描かれています。高知のモネの庭、いつか訪れたいと夢がふくらみました。