Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

残照の村からー小堀充清作

2014-01-28 19:20:02 | 

友達が親類の人が本を出したから読んでと言ってきました。作家の名前は?と聞くと小堀充清さん。小堀遠州の末裔かと私が聞くと源氏の末裔とのことでした。何と友達もその本に出ているらしいのです。早速ネットで本を注文し読みました。読み始めると残照の美しい村の描写がありました。私はその光景が頭にこびりつき、本を読んでいる間ずっと美しい残照の村が背景にありました。英毅と満、2人の男性とその土地で生きる人々の人生模様。英毅と満のことが互い違いに表現されています。屏風のような小説だなと思いました。その屏風には重厚で奥深い絵が描かれています。私が一枚ずつ屏風を開きじっくりと鑑賞しました。それぞれの人生に感動しました。『人生は、偶然の積み重ねなのか、必然なのか』英毅と満がしみじみと語り合います。私はテレビに出演されていたインドネシア残留日本兵の言葉『人生に良いも悪いもない。すべて運命と受け入れるだけ』を思い出しました。友達の故郷播州、残照の美しい村を案内してもらいたいなあと思いました。

お気に入り度:★★★★★  残照の村からー小堀充清作 ネットで購入 1470円

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