角田光代作「薄闇シルエット」、きれいな題名です。友達がこれは良かった!と言ったのでどんな感じの本かなと思い図書館で借りて読みました。主人公ハナさんは37歳、私はもうとっくに過ぎた年なので客観的に冷静に読めました。独身女性37歳、仕事のこと結婚のこと友達のこと妹や両親のこと、年とともに感じ方が変わってきて自信をもったりなくしたり、自分らしく生きようと虚勢をはったりと、さもありなんと思う日常がさらりと書かれていると思います。思い悩みながら自分の道を探すハナさんにエールを送りたくなりました。
お気に入り度:★★★★★ 図書館資料 請求番号:913/カク