「あきない世傳金と銀12」が2月15日に発売されました。私はAmazonで予約していたら15日の夜に届いてびっくりしました。早いです。「五鈴屋江戸本店」10周年を迎えたところから始まりました。勧進大相撲で力士の浴衣を引き受けて繁盛します。その当時は藍染に力士の四股名(しこな)を親和文字で書き白抜きで入れた浴衣です。どんな浴衣かなとネットで調べました。親和文字は勘亭流に似た力強い文字でお相撲さんに合っていそうです。浴衣も今は色とりどりで中には藍染のものもあります。私は相撲にまったく興味ないのですがこの本を読んでちょっと興味が湧きました。五鈴屋は幸の知恵や呉服太物仲間の結束のおかげで以前のように呉服を商えるようになりました。そのお祝いに今津村の兄、雅由と朋友だった弥右衛門さんから掛け軸が送られてきました。「菜根譚」の1節を墨書して掛け軸にしたものです。
「未有根不植 未だ根の植たずして
而枝葉榮茂者 枝葉の榮茂するものはあらず」
根をしっかり育てれば枝や葉も茂る、基礎が大事という意味です。幸は商いの根とは「買うての幸い、売っての幸せ」と心に刻むのでした。呉服屋さんのお話なので以前から日本の伝統色や柄の表現が出てきます。今まではもっとほかに興味があり、気に留めていませんでしたが、今回は出てくる色や柄を調べました。
大阪弁の「術無い(ずつない)」が出てきました。術無いとは切なさ、苦しみなどの入り混じった心持ちとあります。私は「気術無い(きずつない)」と使います。意味は申し訳ないとか心苦しいとかそんな意味です。「呵々大笑」なども出てきて言葉使いも面白いです。五鈴屋10周年~12周年のお話で、幸は40才になりました。9才で女衆として五鈴屋に奉公してから31年。「あきない世傳13」は吉原廓での「衣裳競べ」から始まりそうです。これは楽しみです。どんな色の組み合わせでどんな柄が登場するのでしょうね。今からワクワク((o(゜▽゜○)(○゜▽゜)o))ドキドキ
上の絵葉書が本についていました。高田郁さんのサインでしょうか。絵も描かれるのですね。五鈴屋の船出をしっかりと見届けました。
2022-2-21(月) 所有本
まあ新潟の古本屋から、
ある本を購入したら、
読むのには差し使いけど。
不備が一部見つかったので、、
代金は返却いたします、、
と言うメールが入ってきて、
代金が返却されました。
しかし本は送られて来ました。
そしてこう書いてありました。
ご使用いただく上では支障はございませんが、
お客様からお代金を頂くお品物ではないと判断し
誠に勝手ながら、商品代金・少量共に無料でお送り
致します。
わずかでもお役に立てれば幸いでございます。
この度はご注文いただいた商品に不備がありました
こと、深くお詫び申し上げます。。。
料金返却して本を送って来るなんて言う事が
あるのかとびっくりして居ます。
良心的な古書店でした・・・・・・・。
また来ます。。。。(๑>◡<๑)
また来ます。。。。
こちらは冬晴れの良いお天気です。
親切な古本屋さんに巡り会われましたね。
世の中、捨てたものではありませんね。
こういうお話を伺うと嬉しくなります。
大事になさってくださいね。
素晴らしいエピソードのおすそ分けをありがとうございますm(_ _)m