仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

なんと、もう8月!

2015年08月04日 | ゼミ雑談帳
皆さま
はっと気付けばすでに8月。仙台七夕も目前です。そろそろ、11月のコンサートに向けてエンジン全開にせねば…。

先日、大学での演奏試験を聴いて本当に具合悪くなりました。
バッハのイギリス組曲を弾いているんだけど、音符は確かに叩いているんですが…アウフタクトはない、弱拍にアクセントは付く(多分手の都合です)、妙な< >がついて、どうもそれで歌っているように表現しているつもりらしい… どうすればいいのでしょう。真面目に、0点をつけたくなりました。

音楽とは何のために演奏されるのか?勝手に何かを表現したいなら、オリジナルを作曲すべきです。私たちの行っている「再現芸術」とは…そこにある楽譜を判読し(でも、できるだけ正しく、しかも誠実にね)自分なりに咀嚼し、それを他人に伝えるために演奏するのではないでしょうか???

それにしても、最近の子供たちの無表情な演奏がすごく気になります。人類はどこへ向かっているのか?…な~んて、久しぶりに哲学の授業を思い出しました(^^ゞ S