わしやま

実験的に楽しく、まじめに書き込んでいるブログです!以上書き込み責任者:やましたじゅんいち

地味だけど実は上手い隠れたギタリスト

2010-03-28 23:20:00 | わしやま音楽祭Vol.7~8
お届けするのは

ジョージ・ハリスン「While My Guiter Gentlly Weeps」

「サムシング」や「ヒア・カムズ・ザ・サン」と並んでジョージの三大名曲の呼び声高い作品で、ジョージ自身も気に入っているのか、ライブのレパートリーに必ずこの曲を加えていた。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では135位にランクされている。

ギターソロはジョージの親友であるエリック・クラプトンが演奏している。一説に、ジョージがこの曲の特徴であるギターの「泣き」を表現しようとしたがうまく出来ず、クラプトンに依頼したという。また、この頃のグループの雰囲気の悪さを少しでも緩和するための配慮でもあったといわれている(実際、クラプトンがスタジオに姿を現すと「それまで不機嫌だったジョンとポールが急によそいきの態度に変わったんだ」と「ビートルズ・アンソロジー」でのインタビューでジョージ自身が語っている。ここでの経験が、翌年の「ゲット・バック・セッション」でのビリー・プレストン起用に繋がっていった)。しかしクラプトンは「ビートルズの曲で演奏するなんて恐れ多くて……」と尻込みしており、相当なプレッシャーがかかっていたようだ。ジョージは「これはビートルズの曲ではなくて、僕の曲だ。僕の曲の演奏を、僕がやってくれと頼んでいるんだから、気にしないでいいんだ」といって説得したという。

クラプトンがこの曲を演奏したギター(ギブソン・レスポール)はジョージに譲渡されているが、後に盗難の被害にあってしまう。幸い、このギターは発見され、ジョージが盗んだ者に代わりのレスポールを買い与える事で取り戻した。

この曲は日本で初のアップル・レコードからのシングルとして発売されている。ちなみに日本でシングル発売された時のタイトルは「マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」と何故か「ホワイル」が抜け落ちていた。

現在、この曲以降のジョージ作のビートルズ・ナンバーはジョージの個人楽曲出版社ハリソングス・コープスが保有しているが、この曲と同アルバムに収録されている「ピッギーズ」「ロング・ロング・ロング」「サボイ・トラッフル」の4曲は最初アップル・パブリッシングが保有していた。

この作品でジョン・レノンはエレキギター、ジョージはアコースティック・ギター、ポールはピアノを演奏している。 「"Eh,Up!"というジョン・レノンのカウントから始まっている」と言われているが、CDの曲区切りでいくと「ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル」の最後に言っていると言える。

1971年、ジョージがミュージシャンとして初めて行ったバングラディッシュ飢餓救済を目的としたチャリティライブより

リードギターには友情出演エリック・クラプトン

では、どうぞ



最新の画像もっと見る