わしやま

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行こうよ

2010-11-18 18:30:00 | わしやま音楽祭Vol.12
お届けするのは

藤山一郎「丘を越えて」

本日は福岡県大川市出身で、戦前戦後日本歌謡曲界の礎を作った作曲家であり、藤山をはじめ、美空ひばり、小林幸子、五木ひろしなど楽譜提供し、1978年没後、王貞治に次ぎ、二人目の国民栄誉賞を受賞した古賀政男さんのお誕生日ということでアップしました。

この曲は、1931年、古賀政男の青春そのものであり、歌手藤山一郎の人気を決定付けた。

もとは、「ピクニック」という明治大学マンドリン倶楽部のマンドリン合奏曲として作曲され、それに島田芳文が詞をつけたものが「丘を越えて」である。

歌唱を担当した藤山一郎は、豊かな声量と正確無比な確実な歌唱で古賀政男の青春を高らかに歌い上げている。

ちなみに、伴奏のマンドリンによる前奏が長く、さらに間奏は新たなフレーズの後再び前奏を繰り返すので、伴奏の演奏だけの時間より藤山一郎が歌っている時間の方が短い。


エピソードとして、

作詞者の島田芳文は、長野県軽井沢の浅間牧場の風景を描いて詞を書き上げた。浅間牧場にはこの曲の歌碑もある。

また、『丘を越えて』の曲は古賀政男が明治大学マンドリン倶楽部の後輩と稲田堤(現川崎市多摩区)にハイキングに行った際、満開に咲き誇る桜を背に酒を酌み交わし、下宿に戻り、ふと学帽についた一枚の桜の花びらに気がついた。

これを見て二度と帰らぬ若さと青春がいとおしくなった。

そのとき浮かんだメロディーを愛用のマンドリンを取り弾いてみた。おもしろいようにメロディーがつぎからつぎへと浮かんだ。こうして、『丘を越えて』のメロディーができ上がったという。

のちに、1970年代後半には矢野顕子が、

2008年、映画「丘を越えて」主題歌としてつじあやのが本曲をカヴァー。


YouTubeよりakiraplastic3氏によれば、

この曲はやけに前奏が長いのを不思議に思ってましたが、元々マンドリン合奏曲「ピクニ­ック」に後から歌詞をつけたものと聞いてなるほどと思ったものです、とのこと。

この曲は53年後の1984年トヨタスターレットのCMで起用された



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