先日下取りしてきたミシンの整備をしていました。
ほぼ毎日ミシンを使っているお客様ですから、内部に縫い埃がかなり溜まっています。
それと、針カバーを開けた時に天びんの辺りに糸が絡んでいるのが見えて気に成っていました。
はずみ車は軽く回るので、絡んだ糸くずはそれ程悪さはしていないと思いますが、絡んだままには出来ませんな。
カバー類を全部外してエアーコンプレッサーで内部に溜まった縫い埃は全部飛ばしましたが、絡んだ糸は取れません。
一本ずつ地道にほどいて行きましたが、どうしても取れない所がある。
糸調節器を外して見ましたが、これでも取り切れません。
あんまりやったこと無いのですが、天びんも外して見ました。
僅かな隙間に入り込んだ細い糸ががっちりと絡んでいます。
クランクの取り付けネジも緩めてみました。
糸くず取るのにここまでやる事は滅多にありません。
この機種ではもちろん初めてです。
でも、長年の勘と経験で、綺麗に取れてすっきりしました。
分解したついでですので可動部全部に注油して組み立て直します。
基板のコネクターも色々抜いたので、仮組状態で動作確認。
大丈夫です。
コネクターの差し忘れは無いですね。
ピカピカに磨いて、お客様が貼っていたシールも剥がしました。
デザイン的には好き嫌い有ると思いますが、30種類の内臓ステッチがダイレクトボタンで選択できるのは、良いミシンですね。
選択ボタンもタッチセンサーじゃ無くて、ボタンなのが良いです。
ノートパソコンのキーボードみたいに少しですがストロークの有るボタンが良い。
使いやすくて良いミシンでしたが、マイナーチェンジしてM510に成ってからは、販売価格も仕入れ値も、かなり値上がりしたので、お客様に勧める気がしなくてカタログも仕入れて無かった(笑)
普通に使うなら直線縫いとジグザグ縫いと端かがりとボタンホールが出来たら上等!
ダイレクトボタンが無くても。ほぼ同じステッチが使えるPE890Rが性能ほぼ同じで価格が安いもの!
私としてはお客様にはPE890Rをお勧めしちゃいますな。
ただ、このM500のボタンは触っていて本当に気持ち良いです(笑)
これも上級の中古ミシンの在庫に成りますな。
お客様が、ハードカバー無くしちゃっていましたので、新品を取り寄せて付属品もそろえて置かなくっちゃね。
DC6030が出た時は「えらく角張ったミシンだな~」って思ったけど今では好きな機種のひとつです。
分かります(ノ´∀`*)
私の場合、ポチポチしすぎて
壊すのが大半なのですが(^-^;
バラバラにして綺麗にして組み直す
専門家は違うな〜
カッコイイぞ♬
良いミシンなんだけど、やっぱりM510は仕入れ値も販売価格も高すぎます。
M510売るならシェーネH5500売るもの。
完全に壊れたのが手に入ったらボタンの所だけ切り離して無限ポチポチしたい(笑)