「電源入ってモーターは回るんだけど針が動かない。ベルトが外れたんじゃ無いか?」
と、修理依頼を頂きました。
ベルトが外れた?と、なんで思ったのか?
自分で何とかしようとして模様切り替えダイヤルとか、あちこち外して隙間から中を覗いて見たらしいです。
自分で何とかしようとした方は必ず下糸巻きストッパーの固定ネジを緩めて内部のナットが落ちて取付出来なくなる。
このお客様もやっちゃってました(;^_^A
ナットを拾うためにカバー開けて分解。
依頼の故障の原因ははずみ車の破損でした。
これは交換するしか無いので、本社から取り寄せて交換しました。
自動糸通しのピンも歪んでいたので交換して、バラしたついでに内部の埃を飛ばして各部注油。
お届けしてはずみ車の交換をしたことお伝えしましたが・・・
「これだけなのに、随分修理代高いな・・・」って言われましたけど、それはお客様が余計な事をして余計な手間が増えたからです。
料金に見合う整備調整もしてあります。
これだけの修理ですが、本社に送って修理したら電子ミシンで部品交換ですので17600円(プラス送料)ですが、私はそんなにいただきません。
はずみ車の交換だけなら、ボルト一本外して壊れたのを取って新しいのを付ければ直ったので、診断料+部品代位で良かったのですが、余計な手間が掛かった分は請求させていただきました。
修理代を安く済ませたいのなら、勝手に自分で何とかしようとは思わないで欲しいです。
今回のはまだマシな方で、針が曲がってただけなのをバラバラに分解されちゃったお客様もいたっけな~
勘弁して欲しいです。(;^_^A アセアセ・・・