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しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「劔岳 点の記」 2008日本

2010年04月30日 | 映画
「劔岳 点の記」 2008日本

監督 木村大作
原作 新田次郎

明治39年。
日本地図の完成のため、陸軍は参謀本部陸地測量部に劔岳の初登頂と測量を命令する。
日本山岳会が劔岳登頂を計画していることを知り、軍が民に負ける訳にはいかないと言う思いが強かった。
測量手の柴崎芳太郎は、前任の測量手、古田盛作から、信頼できる案内人として宇治長次郎を紹介される。
翌40年、柴崎たち測量隊一行は総勢7人で劔岳の登頂に臨む。
同じ時、日本山岳会も山に入っていた。



原作は昔、読んでいるのだが、細かいことは覚えていない。
なので、一からその事実を知って楽しめた。
山の風景が綺麗。
悪天候で過酷な様相なることも。
自分は登山は出来ないが、一緒に行動している気持を味わえる。
テレビからでも美しさは伝わるが、大自然は大きなスクリーンで観た方がもっといいだろう。
測量隊は、ただ登るだけではなく、測量に必要な機材を抱えて行き、そして仕事をしなければならない。
大変だと思うと同時に、今回映画を撮影している人たちも同じように大変なのだ。
陸軍の上司は山岳会と言うか民間人に対抗意識を持っている。
何でも軍が1番にいないと、威張れないから。
実際に山にいる人達は、そんな気持ちはなくなっている。
それが清々しい。
自然の力が働くからか、山に登る人は本来、大らかな気持ちなのか。

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