しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「アリゾナ・ドリーム」 1992仏

2007年06月26日 | 映画
アクセル(ジョニー・デップ)は、叔父の結婚式の為にアリゾナへやって来た。
そこで彼は、叔父の車を売る仕事を手伝わされ、夫を射殺した過去を持つ未亡人(フェイ・ダナウェイ)とその娘と知り合う。
従兄弟と同時に未亡人に惹かれるが、アクセルは彼女の家に住み込み、彼女の夢の「空を飛ぶ」手伝いをする。
その娘は自殺願望があり、亀になりたいといい、アクセルは魚になりたがっていた。
従兄弟は俳優になりたがっていた。得意はケーリー・グラントの「北北西に進路を取れ」の真似。


4人が夢を追いかけているのを伝える物語なのかな。
でも、その夢が現実的なのが2人で、漠然としているのが2人。
なんとなくすっきりしないので、ストーリ展開もはっきりしないのだけれど、場面場面で面白かったりする。
4人とも個性的なので、その姿を見ているだけでも面白いかも知れない。
しかし、ラストを見ていると夢はもう存在しないのでは、と思える。
今までのは、全部頭の中で見ていた、ありえない夢だったのかと。
ときどき、アクセルの象徴の大きな魚が泳ぎ回る。
この感じは、三原順さんの「ムーンライティング」を思い出させる。
JJの象徴は狼だけれども。
同じなのは、象徴は出てくるのだが、心の動きがはっきり見えないことだろうか。
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