しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ネメシス 復讐の女神」  ジョー・ネスボ 

2016年11月27日 | 読書
「ネメシス 復讐の女神」  ジョー・ネスボ    集英社文庫   上・下巻 
NEMESIS  (SORGENEFRI)        戸田裕之・訳

オスロ中心部の銀行に、白昼強盗が押し入り、銀行員一人を射殺、金を奪って逃走した。
現場に手がかりひとつ残さない鮮やかな手口で、ハリー・ホーレ警部も加わった捜査チームにとっては、前途多難を予感させられた。
一方、かつてのガールフレンド、アンナと食事をしたハリーは、翌朝、前夜の記憶がない状態で目覚めた。
そしてアンナが死体で見つかり…。
     <文庫本上巻裏カバーより>

連続銀行強盗事件の捜査が行き詰まり、ハリーはチームを離れ、独自の捜査に踏み出す。
また、自殺として処理されたアンナの死の真相を探り続けるハリーに、謎めいたメールが届く。
死の直前、ハリーがアンナと会っていたことを知っている、とほのめかす文面だった。
そして、アンナ殺害の容疑が降りかかり、窮地に陥るハリー…。
      <文庫本下巻裏カバーより>








オスロ警察のハリー・ホーレ警部はシリーズで、これは4作目。
その前に読んだ『スノーマン』は第7作。
メインの犯罪以外のプライベートな面もあるので、『スノーマン』の時はよく分からず、今回は少々こんがらかる。
そしてハリーが係る事件の方も、2つ。
銀行強盗とアンナの死の真相を探ることが、こんがらかる。
この登場人物は、どちらの係わっていたのだろうと。
全く関係のない2つの事件だか、理由が三角関係と言うのが共通点。
感情的に似た感じがあるのかも。
何となく、どちらもあまりのめり込めずに終わった感じ。
新人刑事のベアーテ・レンに係る物語が1番興味深かったかも知れない。
ベアーテの警察官の父親についても、もっと何かありそうな感じがするが。

やはりシリーズ物は順番に読みたい。


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