リオ五輪 体操男子団体金メダル

リオ五輪　体操男子団体金メダル

アテネ五輪以来１２年ぶりの金メダル。
銀ロシア、銅中国。

内村選手が、ずっと団体金メダルを取りたいと強く言っていた。
その思いを知っているから、絶対に取って欲しかった金メダル。
ところが予選はそれぞれの選手にミスがあり４位。
アテネ五輪の時は予選から完璧だったと言うような事も聞いて、少々不安に。
通過順位で演技種目が変わる。４位になったので最後は鉄棒ではなく床。
そしてはじめはあん馬。
２人目の山室選手が落下して点が伸びなかった。
しかし、失敗したのはこれひとつだけ。
その後はそれぞれのスペシャリストはミスなくと得点を伸ばす。
つり輪の山室選手、平行棒の田中選手。
そして圧巻だったのが、跳馬と床の白井選手。
よくあれだけクルクル回って、ぴたりと立てるものだ。
内村選手と加藤選手は、安定したオールラウンダー。
みんなで力を合わせるのが団体、とまさにそんな様相。
マークしていた中国がはじめから点が伸びず、代わりに一緒に回ってたロシアがトップを走るという展開。
６位からスタートになった日本は少しずつ点を詰めて、５番目の鉄棒で逆転。
そして床はロシアより先に演技で、終わった後ロシアを待つ形に。
試合のない日か先に試合が終わって、待っているプロ野球の優勝シーンのような。
やっぱり演技が終わって、直ぐにわーっと喜ぶのがいいな、と思いつつ待つ。

金メダル、内村選手のあまり見たことにない、笑顔が嬉しかった。
表彰式の時に、みんなで国歌をしっかりと歌う姿も良かった。

残念に思うのは、予選で失敗したから、種目別に出るのが少ないこと。
今日の様な演技が出来たら、メダルが取れただろうに。