しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「交錯 警視庁追跡捜査係」 堂場瞬一 

2014年01月11日 | 読書
「交錯 警視庁追跡捜査係」 堂場瞬一  ハルキ文庫  

白昼の新宿で起きた連続殺傷事件―無差別に通行人を切りつける犯人を体当たりで刺し、その行動を阻止した男がいた。
だが男は、そのまま現場を立ち去り、そして月日が流れた。
未解決事件を追う警視庁追跡捜査係の沖田大輝は、犯人を刺した男の僅かな手がかりを探し求めていた。
一方、同係の西川大和は、都内で起きた貴金属店強盗を追って、盗品の行方を探っていた。
二人の刑事の執念の捜査が交錯するとき、それぞれの事件は驚くべき様相を見せはじめる。
長篇警察小説シリーズ、待望の第一弾。
    <文庫裏カバー本より>

警視庁追跡捜査係シリーズ第1弾。







タイプの違う同い年の刑事の、西川と沖田。
シリーズ1作目ということで、まず2人の違いを念入りに紹介、という感じ。
机で書類をじっくり読み込む西川と、現場に足を運ぶ行動派の沖田。
家庭を大事にする西川と、独身の沖田と言う対比も。
ただ、どちらかだけで事件が解決することもないだろうから、その内協力し合うのは当然の展開。
それぞれは違う事件を捜査しているが、タイトルが『交錯』だから2つの事件が関係して来るのだろうと予想も出来る。
それでも、少しずつ分かってくる事実は面白かったのだが。
時計の話やレストランの話、2人のプライベートと結構話題は多い。
途中で盛り上がったことが、以外とその通りで終わってしまう。
最後にどんでん返しがあるかと期待しているので、少々肩透かし。
それはどうだろうと言う突っ込み所も、幾つかあるが。
子どもに目撃証言を頼っているところや、高級時計をする強盗とか。
何となく、テレビドラマ的な物語。

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