しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「謀略 警視庁追跡捜査係」 堂場瞬一 

2014年01月15日 | 読書
「謀略 警視庁追跡捜査係」 堂場瞬一  ハルキ文庫  

都内の運河沿いで、帰宅途中のOLが強盗に襲われ、殺害される事件が連続して起きた。
二つの事件は手口や状況が似通っており、捜査本部も連続殺人としての見方を強めていた。
しかし、通り魔の犯行なのか、犯人への手掛かりが少なく、捜査は膠着しはじめる。
追跡捜査係の西川と沖田は、捜査本部から嫌厭されながらも、事件に着手。
冷静な西川がかつてないほど捜査に執念を見せ、事件の共通点に気付くが・・・・・。
     <文庫本裏カバーより>







淡々をした捜査が続く。
事件発生から時間が経っているのだから、雰囲気をしてはそうかも知れない。
新しい事を見つけようとする発想と、現場を大事にする行動力。
その2つを対比させる面白さ。
しかし、かなり強引な容疑者作りもある。
本当にこんなことで、犯人を作り出しているのかと思うと怖くなる。
容疑者として逮捕された男を知っている人は、誰もが犯人とは思えないと言う。
何だか裏がありそうで、ドンデン返しを期待した。
その期待からすると、意外な結末。
思わせ振りが、少々いただけない。

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