しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「西巷説百物語」 京極夏彦 

2022年02月02日 | 読書
「西巷説百物語」 京極夏彦  角川書店   大阪随一の版元にして、実は上方の裏仕事の元締である 一文字屋仁蔵の元には、数々の因縁話が持ち込まれる。 いずれも一筋縄ではいかぬそれらの筋道を  心づくしの仕掛けで通してやるのは、 あの又市の悪友にして腐れ縁の、靄船の林蔵。 二ツ名通り、死人が操る亡者船さながらの口先三寸の嘘船で それと知れぬ間に彼らを彼岸へと―連れて行く。 「これで終いの金毘羅さんや . . . 本文を読む
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