コブシ

　早春に白い花を梢いっぱいに咲かせた「コブシ」。ゴブシと言えば、まず頭に思い浮かべるのが千昌夫の北国の春。カラオケの定番でよく歌ったものですが、植物のコブシは、今は幹も枝も茂る葉っぱの中に埋もれている。

　

　その中で、袋果の青い殻が日焼けしてきているのが見えている。まだまだ熟すまでは間があるが、それまでは実を殻の中に閉じ込めておいて、熟すと鳥に食べてもらうように赤い種子を白糸で吊り下げるそうです。

　コブシの生き残りの知恵に驚きます。