礼文・利尻島の自然(2)

 この時期の花は、何と言っても高山植物。その中でも、「レブンアツモリソウ」は、今年は例年より寒かったせいか、わずかに残っていてくれた。

　礼文、利尻島では、低いところから山上まで高山植物のテーマパーク。あっちを向いても、こっちを向いても高山植物だらけ…。名前だけでも覚えきれない。

 

     

　天気を気にしながらも顔を出したのが、利尻冨士と呼ばれている利尻山。お菓子の「白い恋人」のパッケージともなっていた。気候は九州より約１０度も低く、沖縄では1月に、九州では3月末に咲いた桜が、ここではわずかに花の名残を留めていた。

     

礼文・利尻島の自然(1)

　梅雨と台風をさけての礼文・利尻旅行。今回は、飛行機を乗継いでの礼文、利尻島へ。

稚内空港を降りると、まず歓迎してくれたのはエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)の黄色い群生。冬は凍土になるこの台地で生きている植物に逞しさを感じる。

　でも、まずは腹ごしらえ。お目当ては昼食の「うに丼」。くせのないうまみに満足する。

     

花しょうぶ

　肥後六花の一つである肥後花しょうぶ。

　細川の殿様が、武道とともに花を奨励したらしく、江戸時代に品種改良がされてきて現在に至っているとか…。

　白と藍、瑠璃それに絞りなどいろいろあるが、青系統の微妙な色合いのものが多く存在しています。　花は、大きく豊かで芯は立っています。花の命は三日間ぐらいで、厳しく不思議な美しさを漂わせています。

　今日は、いただいたきり花を室内に飾りました。

　室内でも、畳とうまくマッチして、その存在感を発揮しています。