五百羅漢

　金峰山の北側に位置し、剣豪宮本武蔵が修行した雲厳禅寺の霊厳洞。ここ一面に群がり佇んでいるのが五百羅漢と呼ばれる石仏群です。

　これまでの数回の地震、廃仏毀釈の影響などで体の一部が欠けているものもあるが、笑った顔、怒った顔、泣いている顔、空を見上げて物思いにふける顔などその表情は豊かでユーモラスでもある。

　ここは能の「桧垣」の舞台でもあり、周辺には夏目漱石の「草枕」の小説でも有名な「峠の茶屋」「石畳の道」などが残っており、市民のハイキングコースともなっている。

 

        

      

    林の中ではカエルが鳴き、つつじをはじめ藤の花、アケビの花も満開で、果物のナシはもう小さな実をつけていた。 

      

すずらん

　桜の季節が過ぎ青葉が野山をおおってきた。地面近くでは、すずらんが強い上品な芳香をはなってきた。

　すずらんの白い愛らしいベルの形は、花言葉の「純潔」「純愛」とか「幸福の訪れ」にぴったりである。

　庭先では、アヤメがすでに花を広げ、芍薬が開花待ちであり、虫たちも活動を開始していた。　また、アジサイは梅雨にむけて、着々と花の準備にかかっていた。